8月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
 「み言葉をのべ伝えなさい」(Uテモテ4)
 聖パウロと188殉教者


 もし、初代教会に使徒パウロがいなかったとしたら、私たちは今キリスト信者として生活していただろうか?神様がもし、パウロを回心させておられなかったとしたら、パウロの生涯はどうなっていたのだろうか?パウロ年を迎えて今まで考えたこともなかったこのような疑問が浮かぶようになりました。
 使徒パウロ…。私たちにとって、御ミサの朗読の中で「使徒パウロの○○の教会への手紙」としてなじみの深い彼の名前は「小さい者」という意味を持ちます。キリスト信者を迫害する人間であったサウロが、ダマスコへの道の途中で「復活されたイエス」との出会いによって回心の恵みを頂き、キリストの弟子・使徒となったことは、神の計画の中であったとしか言いようがありません。パウロはこの自分の「召命と使命」について生涯思い起こしていたようです。
 神の恵みによって使徒として召されたパウロは、キリスト信者を迫害するために向かったはずのダマスコで「キリストこそ救い主である。」と宣言する者となります。しかしパウロのこの姿は受け入れられるはずもありません。キリスト信者からは理解してもらえず、
ユダヤ教徒からは「裏切り者」とされ、ダマスコの町の城壁から籠で吊り下ろされて逃げることになります。アラビアに渡って祈りの生活を送り、やがて故郷ダマスコに帰ったようです。キリスト信者としての始めに、波乱の生涯の前兆とも取れるような体験をしたパウロ。彼の一生をたどるとき、私達は、彼と共におられる神の働きのダイナミックさをもたどることになります。
 パウロはその生涯の間シリアのアンティオキアを出発する宣教旅行を3回も行っています。現代と違い、徒歩と帆船のみの旅路、合計8,000Kmをはるかに超える道程は「難船の難、盗賊の難、荒れ野、飢餓、寒さ…」の連続であったことをパウロ自身が語っています。(Uコリント11・25〜27参照)パウロを支えた宣教精神を思うとき、旧約の預言者の言葉を彷彿させます。「神のことばを語るまいと心に決めても、私の骨の中からあなたの声がうずきます。・・・神よあなたの勝ちです。」というような言葉です。パウロの熱意もこれと似ているように感じます。
 「み言葉をのべ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。」(Uテモテ4・2)パウロは「イエスを死者の中から復活させてくださった方の霊」(ロマ8.11)が「あなた方のうちに宿っているなら」(同上)「この霊によって私たちは『アッバ、父よ』と呼ぶ」(同上)と言います。ですからパウロ自身「キリストが私の中に生きておられる」(ガラテヤ2・20)と言い切るのです。神を「父よ」と呼ぶことができるのは“子”であるキリストと、『アッバ、父よ』と叫ぶ“子”(キリスト)の霊を心に頂いた私たちであるとパウロは言います。ですから私たちが「キリストによって」何かをおこなう時、それは実はキリストが私たちの中で働いてくださっているということなのです。
 「み言葉をのべ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。」この言葉は、迫害時代に日本の教会に潜入して、宣教と司牧に命をかけた多くの司祭達、また周囲の人々の模範となった殉教者達の精神にも共通します。今年列福されるペトロ岐部をはじめとした4名の司祭達は、外国に追放されても迫害の激しい日本にひそかに戻り、宣教と司牧に尽力し、184名の信徒達は普段の生活の中でキリストの教えに忠実に生きて、信仰の道を歩んできたそのままに殉教することを喜び、その立ち居振る舞いによっても「み言葉」をのべ伝えたといえるでしょう。
 パウロの年と188殉教者の列福は世界の教会の喜びですが、今年特別に私たち日本の教会に与えられた恵みではないでしょうか。聖パウロの精神、殉教者の熱意。忘れてならないのは、彼らは天使のような存在として生涯を送ったのではなく、私たちと同じような人間として、「イエス・キリストを生きた」ということです。つまり、私たちも同じように「み言葉をのべ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。」という使命に呼ばれているということなのです。
  シスター戸村晴美    
(International Sunday School・師イエズス修道女会) 

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今月の予定


  一粒会献金  8月 3日(日)
 今月は3日、第1日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
聖母被昇天の祭日  8月15日(金)
 ミサは7:30、19:00。
平和旬間2008
「平和を実現する人々は、幸い」
− 環境・人権・平和 −
2008年8月6日(水)〜15日(金)
平和旬間とは
 1981年、教皇ヨハネ・パウロ2世は広島で、「過去を振り返ることは、将来に対する責任を担うことである」と言われました。戦争を振り返り、平和を思うとき、平和は単なる願望ではなく、具体的な行動でなければなりません。そこで、日本のカトリック教会は、その翌年、もっとも身近で忘れることのできない、広島や長崎の事実を思い起こすのに適した8月6日から15日までの10日間を「日本カトリック平和旬間」と定めました。(2003年日本カトリック平和旬間 社会司教委員会メッセージより) 
詳細(東京大司教区のページ)
平和旬間2008
「祈りのリレー」
    
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ご報告

 
  ご報告
 聖ペトロ聖座への特別献金174,941円は、7月15日大司教館へ送金いたしました。ご協力ありがとうございました。
バザー委員会より
 6月1日に開催したバザー収益金は141万円、前日のチャリティーコンサート35万円、合計176万円でした。
収益金は全て教会へ献金し、教会からそれぞれの国、施設に寄付させて頂きます。ここにあらためて皆様の様々な形のご協力に御礼申し上げます。ありがとうございました。
ペットボトルのキャップ回収報告
 7月19日の第5回目の回収時には、皆様の協力の結果、キャップ158.1Kgお渡しいたしました。今回分で“世界の子供たちへワクチンを”の活動に79人分をそして498.0Kg CO2削減効果に協力できましたことをお知らせいたします。ありがとうございました。 
 ちょっと一言
 毎朝ミサの帰りにローソンに立ち寄りキャップを集めて思うこと、何と大切なのみもの(水、お茶、ジュース等)を全部の飲み切らないでひどいのはほんの少し口をつけただけで棄ててあるのが何本もあることを、あまりにも食べもの飲みもののありがたさを感じていない人の多い事に心が痛みます。世界には沢山の人たちが飢え乾いているこの時に。
ヌヴェール愛徳修道会  

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その他

  教会事務所の夏休み
 教会事務所は8月の水曜日、木曜日と13日(水)から22日(金)までお休みいたします。種々の手続きは、この期間を除いた日にお願いします。この期間中、維持費はミサ中に廻される献金籠の中に入れるか、司祭に直接お 渡しください。
連絡網に関するアンケートのお願い
 このたび8月初めに発送する2008年度信徒名簿とともに「連絡網に関するアンケート」をお送りします。現在地区ごとに作成、連絡に使用している連絡網に関して、広く皆様のご意見を伺いたいと考えています。是非ご協力くださいますようお願いいたします。
第3地区と第5地区のみなさまへ
 9月14日の人生の実りを祝う会の当番になっておりますのでご協力をよろしくお願いいたします。最終打ち合わせは9月7日のコーヒーサンデーにて行います。
第3、5地区委員   
病人、高齢者への訪問
 病気のため、高齢のために教会にいらっしゃることができない方たちのために、御聖体をおもちいたします。ご希望される方、またそのような方をご存じの方は司祭までご連絡ください。
「DV・トラウマについて、女性のためのこころのcare講座」
    12回目 「自尊心」
場所:当教会 司祭館1階集会室
日時:8月1日(金) 10時〜12時 (事前の申込は不要)
※くわしくは聖堂入口の掲示板をご覧ください。
主催:港品川宣教協力体福祉連絡会  
寄付のお願い
 8月末まで、ミャンマーサイクロン被災児童のために、子供の夏服、文房具類(ノート類は除く)の寄付をお願いいたします。事務所横に箱を用意いたしましたのでお入れください。

受洗 1名 転入 1名
結婚 転出
帰天 1名   住所・その他変更 3件
詳細は、お知らせ8月号(印刷版)をご覧ください



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