7月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
 ともに人間になること

 「教皇ベネディクト十六世は、使徒パウロの生誕2000年を記念して、2008年6月28日から2009年6月29日までを「パウロ年」とお定めになりました。パウロの霊性に導かれて学び、典礼・文化事業を行い、教会一致を促進するよう呼びかけておられます。」
 Jerome Murphy O’Connor は、おそらく今日、聖パウロについて書いている最も有名な聖書学者で、共に人間になることという本を書いています。彼は、人間であることについて聖パウロが理解していたことを概説しました。アダムを通して罪がこの世に入り、それと共に死と恐怖と寂しさが入りました。社会は誤った方向を与えられたのです。私たちの行動はしばしば、この誤った価値基準を反映していて、私たちの罪がそれを強めます。
 男性と女性を対立するブロックに分けるのは罪で、それには「ユダヤ人とギリシャ人」(人種と宗教による分け方)、「奴隷と自由な人間」(経済による分け方)、「男性と女性」(性別による分け方)があります[ガラテアの信徒ヘの手紙3章23節]。これらの分別(仕分け)は私たちの恐怖心を強め、防御的態度を硬いものにし、社会の誤った現実の影響を受けやすくします。私たちの恐怖や心配は、私たちがもはや自分たちの間で分かち合うことが出来ずに、自分たちで専有しなければならないことを意味します。そうして、もしも私たちが、もはや神に信頼することが出来ないならば、神からいただいた生命と自然の恵みを、自分たちの楽しみのために利用することになるのです。希望は消え失せ、私たちは今日のことのみ考えます。聖パウロは、罪と分別を、強化する循環と見ています。信頼と分かち合いよりも、私たちは所有して他人から守ることが必要になります。神からの贈り物でさえ、もう一つの所有物となって私たちを他の人たちと区別するのです。
 聖パウロにとっての解決法は、キリストの愛のうちに平和を見出して、ユダヤ人対ギリシャ人、奴隷対自由人、男性対女性、の違いを超えてキリスト信者の共同体を築くことでありました。教会の使命は、これらの違いを聖霊のお助けによって克服し、ひとりの御父を持つ、ひとつの民として一致することであるのです。男性と女性は、理解力、感受性、感情的な強さを得るために、互いを必要とします。異なった文化をもつユダヤ人とギリシャ人は、自分たちの伝統の均衡を保って豊かにし、偏見に対して働くと同時に、自分たちの信仰に満たされた洞察力を共有するために、互いを必要とするのです。貧しい人々は富める人々に対して、この世界で本当に価値のあるものについて挑戦し、それで、貧しい人々と富める人々が、皆のために正義と希望の世界を築くことが出来るのです。
 私たちは、これらの対立をめぐって大きな罪や犯罪を、犯すのですが、それでもまだ、健康的な関係を築くことによってのみ、それに報いる人間的な生活を見出すことが出来ます。聖パウロは、私たちが共に完全な人間になれることを信じておられたのです。
 目黒教会は、聖パウロがお認めになったであろうと思われる共同体の素晴らしい例です。異なった文化と経済的地位をもった男女が、一緒に集まって祈り、よりよい世界を共有し、築くのです。これらの違いは存在し続けます。しかし、分裂に屈服しない私たちの能力と、一致のために働く能力は、キリストが私たちと共にいて下さることの‘しるし’です。私は聖パウロが正しいと信じています。私たちは、一緒になって、はじめて、人間になれるのです。
  主任司祭   レオ・シューマカ 

TOPへ


今月の予定


  一粒会献金  7月 6日(日)
 今月は6日、第1日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
    
TOPへ


ご報告

 
  初聖体おめでとう
 5月25日、キリストの聖体を祝う10時のミサの中で6人、6月8日10時の子どもミサの中で1人の子どもたちが初聖体のお恵みをいただきました。
ご報告
 5月18日、25日、6月1日の3回にご協力いただきましたミャンマーサイクロン「ナルギス」募金は中高生会分を含めて129,098円でした。6月10日大司教館に送金いたしました。ありがとうございました。
バザー委員会より
 6月1日、お陰様で晴天に恵まれ盛会の内にバザーを終了することが出来ました。皆様のご協力に心よ りお礼申し上げます。前日のチャリティーコンサートの収益とともに結果は次回ご報告させて頂きます。 有難うございました。
ペットボトルのキャップ回収報告
  5月25日に第4回目の回収時に67.2Kg(33人分のワクチン代)をお渡しいたしました。なお、今回の分ではCO2削減効果は211.6Kgでした。
 世界の子どもたちの命を救うことと共にCO2の発生 抑制に寄与できました。いつも皆さまのご協力に感謝しております。これからもよろしくお願いいたします。
ヌヴェール愛徳修道会  

TOPへ


その他

  病人、高齢者への訪問
 病気のため、高齢のために教会にいらっしゃることができない方たちのために、御聖体をおもちいたします。ご希望される方、またそのような方をご存じの方は司祭までご連絡ください。
「DV・トラウマについて、女性のためのこころのcare講座」
    11回目 「家族 2.子供への暴力の影響力」
場所:当教会 司祭館1階集会室
日時:7月4日(金) 10時〜12時 (事前の申込は不要)
※くわしくは聖堂入口の掲示板をご覧ください。
主催:港品川宣教協力体福祉連絡会  
寄付のお願い
 8月末まで、ミャンマーサイクロン被災児童のために、子供の夏服、文房具類(ノート類は除く)の寄付をお願いいたします。事務所横に箱を用意いたしましたのでお入れください。

受洗 1名 転入 6名
結婚 転出
帰天   住所・その他変更 3件
詳細は、お知らせ7月号(印刷版)をご覧ください



このぺージTOPへ
各号へジャンプします
2008年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
2007年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号  12月号
2006年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2005年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2004年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2003年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2002年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2001年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2000年 10月号 11月号 12月号