9月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
  若者と教会

 3月30日に日本を発ち、その日のうちにローマに到着するはずが、実際にローマ最大の駅、テルミニ駅に降り立ったのは31日午前0時15分。乗る予定だった飛行機が整備不良とやらで飛ばず、他の飛行機に乗り2時間遅れで出発し、ローマ空港で1時間以上スーツケースが出てくるのを待ち、空港駅では目の前で列車に発車された結果です。勿論出迎えはなし。人っ子一人いないテルミニ駅を出、タクシーの運ちゃんたちの誘いを振り切ってホテルへ。翌日も、ペルージャ行きの列車が分からず、危うく乗り遅れそうになり、夕刻、お世話になるペルージャの「司祭の家」に着いた時には、抜け殻のようになってベッドに倒れ込みました。今考えても、よく生きてペルージャまで行けたなと思います。
 そのように、私としては命の縮む思いで辿り着いたペルージャでしたが、生活し始めてみれば、気候も良い、部屋も良い、何より食べ物が美味い、というわけで、結構楽しく過ごすことができました(あ、勿論勉強は大変でしたけどね)。アッシジの町が隣にあり、週末に度々出掛けたのも良い思い出です。
 しかし、何週間か経ったとき、あることに気付きました。毎日曜日、私はペルージャ・カテドラルのミサに与っていましたが、いつもミサに、若者の姿が、ない、ただの一人も。カテドラルの前には大きな広場があり、そこには多くの若者が昼夜を問わず、ギターを弾き、太鼓を叩き、歌を歌いながらタムロしているのに…若者たちの大騒ぎする声を外に聞きながら、「大人たちのみ」のミサは粛々と進められていきます。
 イタリアの前に行ったアイルランドでは、ここも若者の教会離れが問題になっているようですが、それでも度々フォーク・ミサが行なわれ、青年たちがギターやキーボードを弾きながら、大人たちと一緒に歌い、祈っていました。ダブリンの司教様がニコニコしながら若者たちを見つめていたのを、今も思い出します。だのにどうしてここは!?…正直、神父様方にも、若者にコミットしようという姿勢は見られませんでした。「結婚して子供でも産まれれば、戻ってくるだろう」と考えているのでしょうか。確かに、ほぼ100%の人がクリスチャンですから。 私はイタリアの教会を批判するつもりはありませんし(私が見たのはペルージャだけですから、その資格もありません)、信者人口が圧倒的に少ない日本とでは、そもそも比較することがムリでしょう。しかし少なくとも私の目には、「若者のいない教会」は異様に見えました。若者のいない教会に未来はありません。少なくともこの日本では。
 …とは言うものの、我が日本の教会でも、若者は決して多くありません。東京の教会はまだ恵まれていますが、地方の教会では本当に深刻な問題でしょう。20年、30年後、今第一線で活躍されている信徒の方々が退かれた時、日本の教会は果たしてどのような状況になっているでしょうか。幸いなことにこの目黒教会をはじめ、東京の教会には多くの若者がいます。確かに、若者は時にムチャをするでしょうし、時に大人たちの顔をしかめさせるようなこともするでしょう。しかし、注意すべきところは注意をし、遠くない未来、教会の中心になっていくこの子たちを育てていくのは、私たち大人の信者の責任です。後継者たちのために、大人の皆さん、奮起しましょう。日本の教会の未来は、若者自身より、むしろ、信仰の先輩である私たちにかかっています。 昨年の夏、私は地方のある教会でミサを司式させていただきました。若者の姿は見当たりませんでした。しかし一人の中学生の男の子が侍者をして、私を助けてくれました。「ボク、侍者するのが好きなんです」。このような子を日本の教会は大切にしていかねば、そう思いました。
林 正人 神父   

TOPへ


今月の予定


  一粒会献金  9月 2日(日)
  今月は2日、第一日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金と致します。ご協力ください。
バザー2007  9月 2日(日)
 11時〜15時 雨天決行 
皆様のご来場をお待ちしております。
人生の実りに感謝するミサ  9月16日(日)
 10時のミサで特別の祝福を受け、共にお祈りをしたのち、アンセルモホールで簡単なパーティーを行います。多数ご参加ください。パーティー担当は第3地区、第5地区です。
世界難民移住移動者の日の献金  9月23日(日)
 この日は、各小教区とカトリック施設が、国籍を超えた神の国を求めて、真の信仰共同体を築き、全世界の人々と「ともに生きる」決意を新たにする日です。日本では日本カトリック難民移住移動者委員会が世界の協力グループと共に活動しております。そのための霊的支援である祈りと物的支援である献金をささげます。ご協力ください。
ラブステップ講演会  9月23日(日)
 10時のミサ後、5月までルワンダで働いていた『ワンラブ』スタッフの小澤麻子(おざわあさこ)さんの講演会を行います。現地の生の声を是非聞きにいらしてください。
    
TOPへ


ご報告

 
  ご報告
 7月29日、中高生会がお願いしました新潟中越沖地震とミャンマーの竜巻被害の救援募金は206,787円でした。8月7日ミャンマー教会へ100,000円、残りをカリタスジャパンへ送金の予定です。ご協力ありがとうございました。
「地域のふれあい」参加報告
 8月5日(日)権之助坂商店街主催の「地域のふれあい第24回盆踊り大会」に今年もフランクフルトソーセージの模擬店で参加しました。
 好天に恵まれ売り上げもまずまずでした。今年も目黒学園カルチャースクールの皆さまには長時間にわたりご協力いただきました。感謝いたします。
 (コーヒーサン  デーグループ)

TOPへ


その他

港・品川宣教協力体合同堅信式 10月21日(日)
 岡田大司教司式のもと高輪教会でおこなわれます。
受堅申込は終了しております。
住所等変更のある方はお知らせください。
 信徒名簿を11月に発行する予定です。住所等変更があるがまだ教会に届けていない方は教会事務所までお知らせください。
  病人、高齢者への訪問
 病気のため、高齢のために教会にいらっしゃることができない方たちのために、御聖体をおもちいたします。ご希望される方、またそのような方をご存じの方は司祭までご連絡ください。

受洗 1名 転入 1名
結婚 転出
帰天   住所・その他変更 3件
詳細は、お知らせ9月号(印刷版)をご覧ください



このぺージTOPへ
各号へジャンプします
2007年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号
2006年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2005年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2004年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2003年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2002年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2001年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2000年 10月号 11月号 12月号