2月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
 fides quarens intellectum(フィデス クゥオレンス インテレクトゥム)

 目黒教会の入り口で、足を止め、少し視線を上げると幼稚園の壁に“fides quarens intellectum(フィデス クゥォレンス インテレクトゥム)”という文字が見えます。これは目黒教会の保護の聖人である聖アンセルモの言葉です。このラテン語は「理解を求める信仰」という意味になります。確かに、この言葉からアンセルモは知的に信仰を求めていきなさい、ということを訴えているかのように思えるかもしれません。しかし、アンセルモは皆さんに教義を勉強して、それを理解し、そして信仰を持ちなさい、と言っているのではありません。信仰をもっているからこそ神様とイエス様のことをもっともっと理解したくなる、ということを言っているのです。言わば、この言葉の背景には信仰を持つ喜びが秘められているのです。
 一般にアンセルモと聞くと、スコラ学という難しい神学の基礎を築いた人物であると考えられがちです。もちろん、この理解は正しいものです。しかし、それだけではアンセルモを半分しか理解していません。アンセルモが全キリスト教の歴史を通じて、最も著名な、また最も魅力ある偉大な人物であると称えられる所以は、聖書を通しキリストの十字架に於いて恵みとして与えられた信仰の素晴らしさを知りそれを大切にしていた、ということにあるのです。実に、アンセルモは常に父なる神とイエス様に心を向け、主の御名を称えながら生きた人物なのです。言わば、教会博士と呼ばれるアンセルモを教会博士たらしめるのは、学問的知識や秀逸なる彼の著作だけではなく神様とイエス様への深い愛と信仰であると言えるでしょう。
 アンセルモは若者をより深い信仰へと導くことに大きな喜びを感じていた人でした。このことは彼が青年たちの心を幾度となく「新しい印象を受けやすい蝋(ろう)」に例えていたことからも窺えます。まさに、彼は「青春の日々にこそ、お前の創造主を心に留めよ」(コヘレト12:1)という言葉に従って多くの霊的な兄弟たちを指導しました。ところが、この兄弟たちの中には彼に嫉妬を抱き、反発する者、また敵対する者さえ少なからずいたようです。しかし、彼はいつも主の道に通じる謙虚さと愛をもって彼等に接していました。アンセルモは誰であろうと、どのような人であろうと「主の名を呼び求める人」(ロマ10:13)として、主の十字架に於いて深く示された神の愛の具体化としてのキリストの愛を伝え続けていたのです。
 このような生き方をしたアンセルモは11世紀、1033年生まれです。今もこの目黒教会を保護するアンセルモにとってみれば、私たちはまだ信仰の道を歩み始めた若者に過ぎません。ですから、彼は今もこの教会に集まる私たちを喜びに満たされて霊的に指導しているのです。一般に、最も良い者が堕落したとき、その者は最も悪い者になると、言われます。この言葉通り、最も敬虔な者が堕落したとき、その者は誰も想像しなかったほど、最も多情な者になりがちです。意外に思われるかもしれませんが、アンセルモもまた若いときには神を等閑にし官能的な日々になかなか見切りをつけることができないときがありました。だからこそ、アンセルモは私たちの人間の弱さ、また、信仰から離れてしまいがちな心をよく理解しているのです。それゆえに、信仰の喜びをもって主の十字架を思い、神の慈しみと憐れみの深さに心を開きなさい、と私たちに呼びかけているのです。
 アンセルモと“fides quarens intellectum”という言葉の意味を知った私たちは、今やアンセルモの霊的指導を受ける若者であり兄弟姉妹です。ミサに於ける聖書朗読に耳を傾け、ご聖体を頂くことを通じて、より深く神様とイエス様に結ばれるようにアンセルモの取次ぎを願いましょう。       
聖アウグスチノ修道会 鈴木康由   

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今月の予定


  一粒会献金  2月 4日(日)
 今月は4日、第一日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金と致します。ご協力下さい。
  地区集会  2月18日(日)
 10時のミサ後、第1地区の集会を集会室(2)で行います。
  灰の水曜日(大斎・小斎)  2月21日(水)
 ミサ 7:30、19:00
※昨年頂いた枝は2月18日(日)までに聖堂後ろに用意した箱にお入れください。
※灰の式は2月25日(日)のミサでも行います。           
  納骨堂維持会総会  2月25日(日)
 10時ミサ後集会室(1・2)で行います。
    
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ご報告

 
  新成人の祝福と新年会報告
 2007年の成人の祝福と新年会が1月7日(日)にアンセルモホールにて行われました。2007年の成人式の該当者は10名でした。参加者は150名位で皆様の寄贈品も多く盛大にとり行われました。皆様のご協力に感謝いたします。
  ご報告
 12月16日(土)に行ったクリスマスチャリティーコンサートの献金81,560円を教会へ寄付しました。
チャペルコンサートプロジェクト 勝俣敬二  

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その他

愛の募金
 四旬節中、愛の実行として行われる募金活動にご協力をお願いします。聖堂入り口の特設献金箱にお入れください。
洗礼志願式
3月4日(四旬節第2主日) 10時のミサで行います。
半日黙想会
3月11日(四旬節第3主日)
  病人、高齢者への訪問
 病気のため、高齢のために教会にいらっしゃることができない方たちのために、御聖体をおもちいたします。ご希望される方、またそのような方をご存じの方は司祭までご連絡ください。

受洗 - 転入 -
結婚 転出
帰天 1名   住所・その他変更 -
詳細は、お知らせ2月号(印刷版)をご覧ください



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