11月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
  Let it be

 『Let it be(レット・イット・ビー)』、1970年、ビートルズが発表した最後のシングルのタイトルです。「苦悩の中にあるときは、聖母が私を訪れ、知恵の言葉を授けてくださる、Let it be(なすがままに)」。私が初めてこの曲に接したのは小学生の時でしたが、メロディーは勿論、歌詞カードを見ながら「ああ、いい言葉だなー」と、子供ながらに思っていました。上に掲げたのは冒頭の歌詞です。
 神学校に入って初めて、受胎告知のときにマリア様が言った言葉、「仰せのとおりこの身になりますように」が、英語では「Let it be」であることを知りました。果たしてポール・マッカートニーは聖書片手に『Let it be』という曲を作ったのか…そんなことを考えると興味は尽きませんが、私たちが悩み、苦しむ時に、聖母が授けてくださる知恵の言葉、それはマリア様自身が悩み、苦しんだ末に発した言葉でした。だからこそ、私たちにその言葉が投げかけられたとき、その言葉には計り知れない「力」が存在するのでしょう。
 「留学準備」のため、春にこの目黒教会を出て司教館に移り、再び「勉強」の日々が始まりました。最初に二人の司教様に「留学」を言われたときも、目の前が白くなりかけましたが、実際に司教館の一室で勉強し、神学校に戻って授業を受け始めると、「自分は果たして何者なのだ?」と、もっとハッキリ言ってしまえば「オレはこんなことのために司祭になったのか?」と悩んだことも度々で、最初の頃は、関口教会の朝ミサに司祭として参加して、何とかアイデンティティーを保っていたのが正直なところです。
 そんな私を支え、奮い立たせてくれたのが、この目黒教会をはじめとする沢山の教会の方々の祈りであり、その教会の「母」であるマリア様の祈りでした。考えてみれば受胎告知の場面で、まだ少女であったマリア様は、歴史上最も重い決断を神様から求められたわけです。聖書にはサラリと書いてありますが、このときマリア様はどんなに悩んだことでしょう。しかし、最終的にこの少女は「Let it be」と言葉を発しました。何という勇気!何という従順!マリア様に比べれば、私の悩みなんて足元にも及ばないわけで、正に恥じ入るばかり。「マリア様、あなたの勇気を私にも分けてください!」、そう願いました。その時、心に染み込んできた言葉、それが「Let it be(なすがままに)」でした。聖母は私のような者にも訪れてくださったのです。
 「教会の母」であるマリア様は、キリスト受肉からの二千年の間、度々地上にその姿を現されました。ルルド、ファチマ、グァダルペ等はその代表でしょう。この聖母の出現の意味するところは一体何でしょうか。つまりマリア様は、地上に生きる私たちが心配で心配でたまらないのです。だから「ついつい」地上に「出てきてしまう」のです。聖母マリアは限りない母の愛情をもって、昔も今も私たちのために祈ってくださいます。そしてそれはマリア様ばかりではありません、私たちより先に神様のもとに昇った方々も、地上に残った私たちのために祈ってくださっていることでしょう。実に、数え切れないほどの人々の祈りに、私たちは支えられているのです。神様のことばを自由に受け入れ、神様と共に生き、今はその御手の中で休まれている多くの信仰の先輩方。特に「死者の月」である今月、私たちはこの先輩方の模範に倣い、苦難の中にあるときにも「Let it be」と、神様に答えることができるようにしたいものです。
 そして、私事ですが…今月から「語学研修」のため、海外に飛びます。「なすがままに」とは言いながら、やはり皆様のお祈りなしにはやっていけません。どうぞこれからも、今までと変わらぬお祈りをお願いいたします。感謝のうちに。
       林 正人 神父   

TOPへ


今月の予定


  諸聖人の祭日 11月 1日(水)
 今月は1日、第1日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
  死者の日 11月 2日(木)
 当教会の「物故者追悼ミサ」は11月5日(日)10時のミサで、この一年間に亡くなられた方々と、故人となられた皆様のご家族、ご友人を記念して目黒教会共同体全体で特別に祈ります。また、ミサに引き続き、ご遺骨が納骨堂に安置されておられる方々のために、納骨堂で祈りを捧げます。
  一粒会献金 11月 5日(日)
 今月は1日、第1日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
地区集会 11月 5日(日)
 10時ミサ後コーヒーサンデーの会場で第1・第6地区合同で地区集会を行います。
典礼の会 11月 5日(日)
 10時ミサ後司祭館1階集会室にて行います。
東京教区合同追悼ミサ 11月 5日(日)
午後2時より
 @カトリック府中墓地聖堂(岡田武夫大司教 司式)
 Aカトリック五日市霊園(雨天の場合、あきる野教会聖堂)(幸田和生司教 司式)
 B東京カテドラル聖マリア大聖堂(立花昌和神父 司式)
※自動車でのお出かけはご遠慮ください。
グレゴリオ聖歌と聲明の夕べ 11月11日(土)
 午後6時30分開場 午後7時開演 於 当教会聖堂
詳しくはポスター、チラシをご覧ください。
七 五 三 11月12日(日)
 10時のミサで、七五三を迎える子どもたちとミサに参加する子ども全員に祝福をいただきます。七五三を迎えるお子さまには下記の範囲の方々に往復葉書でご案内しました。違う数え方で該当する方がありましたら、事務所にお申し出ください。準備の都合上、ご連絡は早めにお願いいたします。
  ・7才 : 1998年11月14日 から 1999年12月31日 までに生まれた方
  ・5才 : 2000年11月14日 から 2001年12月31日 までに生まれた方
  ・3才 : 2002年11月14日 から 2003年12月31日 までに生まれた方
   (但し、昨年終わった方は除外)
ミャンマーデー 11月19日(日)
 この日の祈りと献金はミャンマーの神学生養成に使われます。
クリスマスブックセール 11月26日(日)
 10時のミサ後女子パウロ会による書籍・カードなどの販売を行います。どうぞご利用ください。
                  図書グループ   
    
TOPへ


ご報告

 
ご報告
 世界難民移住移動者の日の献金193,743円は、10月3日大司教館へ送金いたしました。ご協力ありがとうございました。
浅野澄(さやか)さん講演会報告     
 10月22日(日)10時のミサ後、浅野澄さんに「ムリンディ・ジャパン・ワンラブ・プロジェクトを訪ねて」というテーマで講演をして頂きました。50人程がご出席下さり、浅野さんがワンラブに行かれた経緯や、まだ深く残る内戦の傷跡と人々の間に溢れている希望など、ルワンダの現状について伺いました。
また皆様に頂いた募金は41,216円、ランチサンデーの純利益は30,960円となりました。皆様のご協力心より感謝いたします。          
ラブ・ステップ   

TOPへ


その他

  半日黙想会
日時:12月4日待降節第1主日
指導:カレン神父(コロンバン会)
      〜プログラム〜
  10:00 ミサ(司式と説教)
  11:00 第一の講話(聖堂)
  11:40 食事 個別ゆるしの秘跡
  12:45 第二の講話(アンセルモホール)
  13:30 ベネディクション(聖堂)
  病人、高齢者への訪問
 病気のため、高齢のために教会にいらっしゃることができない方たちのために、御聖体をおもちいたします。ご希望される方、またそのような方をご存じの方は司祭までご連絡ください。

受洗 転入 4名
結婚 転出
帰天   住所・その他変更 3件
詳細は、お知らせ11月号(印刷版)をご覧ください



このぺージTOPへ
各号へジャンプします
2006年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号
2005年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2004年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2003年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2002年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2001年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2000年 10月号 11月号 12月号