2月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
 聖パウロからの手紙

 パウロ、シルワノ、テモテから、父である神と主イエス・キリストとに結ばれているテサロニケの教会へ。恵みと平和が、あなたがたにあるように。
 これは新約聖書の最初のことばで、西暦50年ごろ、聖パウロによって書かれたものです。福音書が書かれる前、聖パウロは、彼がそれまでに働いたことのある、いろいろな教会に向けて手紙を書いていました。
 もちろん私は神学校で聖パウロの書簡を勉強しましたが、それは新約聖書のなかで私の好きな部分ではありませんでした。福音書はイエスの言葉と行動を記録していて、いつもインスピレーションに満ちています。使徒言行録は使徒たちに関する情報が沢山あって結構面白いと思います。黙示録は少しこわくて、ほかの部分とかなり違う、奇妙な感じがします。ヤコブ、ペテロ、ヨハネの手紙は、それぞれ独特の魅力があって、彼らの書いたものを通して、その聖人達を私たちは少しよく知るようになります。パウロの書簡は重要です。しかし、それは沢山あって、その多くの中でパウロは人々に何をするべきかを話しているようです。私は、聖パウロが非常にきびしくて、わかりにくい人物だと感じていました。また、彼が知的な人物で、彼の書いたもののいくつかは理解しにくく、それが、私が彼の書簡を読まなかった、もう一つの理由でした。それで、長い間、私はパウロの書簡を読むことに、あまり時間をかけませんでした。
 しかしながら、状況が変って新しい体験をすると、私たちの興味も変ることがあります。たとえば、何年もの間、私は‘うに’が好きではありませんでした、しかし、男鹿半島の民宿で海から採ったばかりの新鮮なものを食べたとたん、大好きになりました。今でも東京の‘うに’は秋田のものほど、おいしくありませんが…。前に述べたように、味と興味は新しい体験にしたがって変ります。今、私は目黒の教区司祭ですので、聖パウロと彼の書簡により多くの時間をさいています。私は今、新しいチャレンジに直面して、聖パウロが私のために役立つ言葉をたくさん持っておられることがわかります。
 たとえ、その書簡が教会に宛てたものであっても、その教会という言葉は2,000年前には共同体を意味しました。初期のキリスト信者は礼拝のための建物は何も持っていなくて、人々の家々に集まっていました。それぞれの共同体には、いろいろな人たちが混じっていました。つまり、裕福な人々と貧しい人々、奴隷と自由な人々、ユダヤ人とその地域の人々、というように。キリスト教共同体という考え方は全く新しいものでしたので、聖パウロは、それまで、だれも想像したことのなかった新しい生き方について、忠告と規則を提案したのでした。イエスは私たちに個人としての信仰生活を教えてくださいましたが、それは共同体のなかで、どのように生かされるべきだったのでしょうか。これがパウロにとってのチャレンジでした。パウロは、はじめ宣教師でしたが、初期の共同体にとって、組織化し、指導し、裁く人にならなければなりませんでした。
 今、パウロの書簡を読むとき、それは小教区での私の仕事について反省するのに役立ちます。主任司祭としての希望、喜び、挑戦、落胆――これらをパウロの書簡に見ることが出来ます。今、私は聖パウロを、すべての教会と共同体のための基礎を築いてくれた先輩だと考えています。私は自分が、たいした後輩ではないので、今でも彼のことが少しこわいです。しかし、また、ずっと前に彼が書いた書簡を通して、彼が私を導き、忍耐強く教えてくれているようにも感じるのです。

 恵みと平和が、あなたがたにあるように。       
主任司祭   レオ・シューマカ   

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今月の予定


  一粒会献金  2月 5日(日)
 今月は5日、第一日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金と致します。ご協力下さい。
  中高生「集い」  2月 5日(日)
  9:00よりアンセルモホールにて東京教区約10教会の中高生やリーダーが「集い」というイベントを行います。いろいろな教会と知り合う良い機会ですので、大勢の中高生の参加を希望いたします。
  お話の玉手箱  2月 5日(日)
 10時ミサ後 アンセルモサロン
「私の青春に影響を与えた本」
お話 篠田 綾子
旧制津田塾大学、東京大学卒、慶應義塾大学、青山学院大学元講師、当教会聖歌隊メンバー
ゲストをお招きして本との出会いやその方の持っているたくさんの引き出しの中から私達に「お話の玉手箱」をプレゼントしていただく企画の、第1回目を開催いたします。ぜひご来室ください。                 
図書グループ
  家庭を祝福する祈りと集い  2月11日(土)
  午後2時より。安らぎの場である家庭に祝福がありますように、当教会で挙式された方々と共に祈る集いを行います。家庭を顧みる良い機会になると思われますので、皆様どうぞご出席ください。
  講演会  2月19日(日)
 10時のミサ後、アンセルモホールで講演会「対等なおつきあいをしていますか」−DVを理解するために−(講師:杏林大学医学部非常勤講師、レジリエンス代表)を致します。皆様お気軽にいらしてください。
主催:港品川宣教協力体・福祉連絡会
  灰の水曜日(大斎・小斎)  3月 1日(水)
 ミサ 午前7:30、10:00
※昨年頂いた枝は2月26日(日)までに聖堂後ろに用意した箱にお入れください。
※灰の式は3月5日(日)のミサでも行います。
    
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ご報告

 
  ご報告
  コーヒーサンデーより教会へ100,000円の献金がありました。
  新成人の祝福と新年会
 2006年の成人式は該当者9名のうち出席者1名片桐友之助君でした、10時のミサで主任司祭の祝福につづき、アンセルモホールで例年のように新年会も兼ねたお祝いの会が盛大におこなわれました。参加者は約100名、華やかな飾りつけと料理を準備していただいた4,6,7地区の皆さん、会を盛り上げてくれたギターの林神父、聖歌隊、司会の小松氏および、ご来賓として出席していただいた夕陽丘町会の皆様に、特に感謝いたします。

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その他

  病人、高齢者への訪問
 病気のため、高齢のために教会にいらっしゃることができない方たちのために、御聖体をおもちいたします。ご希望される方、またそのような方をご存じの方は司祭までご連絡ください。

受洗 1名 転入 3名
結婚 転出
帰天 2名   住所・その他変更 11件
詳細は、お知らせ2月号(印刷版)をご覧ください



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