8月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
 「あこがれ」

 5月号の『お知らせ』に、「趣味は楽器演奏と読書」と書きましたが、私にはもう一つ、趣味というか好きなことがあります。それは「電車に乗ること」。実は私は鉄道マニアでもあるのです。マニアといっても、カメラ片手に全国の列車を撮影しに行ったり、何万円もする模型を部屋で走らせたりする筋金入りのマニアではありませんが、それでも子供の頃から新幹線の駅名を全部覚えたり、切符を集めたりしていました。そのような訳で今でも電車に乗ると、あまたの子供たちと一緒に先頭車両の窓に陣取り、流れて行く外の景色や運転手の運転の様子を眺めています。横にいる子供たちの顔を見ると、かつての自分がそうであったように、その目の何とキラキラ輝いていることか。運転手さんの一挙手一投足を憧憬の眼で追っています。気分はすっかり運転手!「子供らしいな」と言ってしまえばそれまでですが、この「あこがれ」の思いこそが、子供たちのその後の人生に大きな影響を及ぼすのではないでしょうか。
考えてみれば、私の教会生活にも「あこがれ」に近い感情があったように思います。私が教会学校に通い始めたのは小学校3年生の時、場所が教会ではなく修道院だったので、先生はシスターたちでした。まだ受洗前で、シスターの何たるかをあまり理解していなかった私は、子供たちと一緒に鬼ごっこをしたり、ドッジボールをしたりしている姿を見て、「元気なオバチャンたち(失礼!)」くらいにしか思っていませんでした。ところがいつのことだったか、聖堂で共同の祈り(多分「聖務日課」を唱えていたのでしょう)をしているシスターたちを発見。いつも子供たちと遊んだり、甲高い声でうるさい子を叱ったりしているシスターたちが、別人のように綺麗な声で神様を讃えていたのです。勿論教会学校でもシスターたちは聖書を読んで、イエス様の話をしてくれましたが、私がイエス様のこと、教会のことをもっと知りたいと思うようになったのは、話をしてくれるシスターではなく、祈るシスターの姿を見た時だったかも知れません。
同じような思いは神父に対しても持ちました。私のいた教会学校には、現・麻布教会主任の藤井神父様が度々来てくださいましたが、堂々たる体躯を揺さぶりながらやって来る藤井師を、私は「おすもうさんみたいな人(これまた失礼!)」と思いながら眺めていました。しかし私が洗礼を受けて初めて「ゆるしの秘跡」を受けたときのこと。この「おすもうさん」は、それこそお父さんのようにやさしく私の告白を聞いてくださいました。告白の内容は忘れましたが、あのときの藤井師は忘れられません。「神父さんって優しい人なんだなー。イエス様もきっとこんな優しい人なんだろうなー」と思いました。もしかしたらこんな子供時代の思いが、現在の私を形作っているのかも知れません。シスターたちの祈る姿、神父様の優しさ、これらのものに純粋にあこがれ、それは次第にこの人たちが一生をかけてついて行こうとする「イエス様」という方へのあこがれになったのだと思います。
あれから20年以上経ち、私も神様から司祭に召していただきました。日曜毎に教会に来る子供たちを眺めながら、「オレはこの子たちに何か示すことができているのかな?」と思うことがあります。教会の子供たちは、間違いなく大人たちの祈る姿を見て育ちます。「全ては神の働き」などという言葉で責任転嫁してはいけません。私たち大人が教会で、家庭で、いたる所で主イエスへの思いを身体で表現してこそ、子供たちは「イエス様へのあこがれ」を育んでいくのでしょう。「子は親の背を見て育つ」と言いますが、さて私たちの背中を見ている子供たちに、私たちの姿はどのように映っているのでしょうか?
助任司祭  林 正人   

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今月の予定


  一粒会献金  8月 1日(日)
今月は1日、第1日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
権之助坂商店街第21回盆踊り大会  8月 1日(日)
場所:目黒駅西口前
 当教会からフランクフルト・ソーセージの模擬店を出店します。
ぜひご来場ください。また模擬店の協力者を募集中です。
10時〜21時、模擬店
10時〜フリーマーケット(目黒駅ビルアトレ前)
16時〜アトラクション:阿波踊り、
ハワイアン・フラ、和太鼓・バンド演奏など
18時30分〜盆踊り、21時〜抽選会
関連ページ:http://www.gonnosuke.com/event/bon/index_info.html
  平和祈願祭に参列しましょう  8月 7日(土)
「平和祈願祭:今こそともに平和を祈ろう」が今年も千鳥ヶ淵戦没者墓苑において17:30ら「平和を祈るミサ」と「光の行列」が捧げられます。
また、各教会を正午出発した「平和祈願行進」が途中の教会で平和の祈りを捧げながら千鳥ヶ淵戦没者墓苑へ向かいます。「平和祈願行進」の予定コースは田園調布教会・上野毛教会12:00出発、<徒歩>→碑文谷教会13:30、<徒歩>→目黒教会15:00<地下鉄南北線>→麹町教会16:00、<徒歩>→千鳥ヶ淵戦没者墓苑到着です。途中参加・部分参加も歓迎します。
関連ページ:http://www.tokyo.catholic.jp/text/shakaifukuin/heiwajyunkan.htm
子供とともに平和を考える集い  8月 8日(日)
18:00〜20:00 ビデオ上映「ドラえもんのおばあちゃんの思い出」軽食の後、花火大会
聖母被昇天の祭日  8月15日(日)
ミサは、7:30、10:00、12:00(英語)、17:00
    
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ご報告

 
  ご報告
聖ペトロ聖座への特別献金 228,034円は、7月6日大司教館へ送金いたしました。ご協力ありがとうございました。
  吉田 真美氏 講演会報告
7月17日(土)50名の参加で行われた。
スリーンに生々しい内戦の爪あと、10年経過した今も数多くの問題を抱えるルワンダ国の人々の様子が映し出されそれらの問題にひとつひとつ真剣に取り組む、プロジェクトの活動が紹介された。単に義足などを与えるに留まらず、障害をもった人たちが自立できるよう支援していることがよく分かった。
 講演後、ルワンダティー、手作り菓子で参加者とともに吉田真美さんと和やかに話す機会を持った。
 多忙なスケジュールの中、おいでくださった吉田真美さん、開催に力を貸していただいた皆様、ヌヴェール愛徳修道会のシスター方ありがとうございました。
 特に、今回、夕陽町会々長ご夫妻、碑文谷教会、麻布教会、CCS、目黒学園カルチャースクールなどに感謝いたします。この輪が広がり、交流が深められることを願います。

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その他

  教会事務所の夏休みについて
教会事務所は8月9日(月)から8月16日(月)まで夏休みに入ります。種々の手続きは、この期間を除いた日にお願いします。この期間中、維持費はミサ中に廻される献金籠の中に入れるか、司祭に直接お渡しください。
  病人、高齢者への訪問
 病気のため、高齢のために教会にいらっしゃることができない方たちのために、御聖体をおもちいたします。ご希望される方、またそのような方をご存じの方は司祭までご連絡ください。

受洗 2名 転入
結婚 2組 転出
帰天   住所・その他変更 2件
詳細は、お知らせ8月号(印刷版)をご覧ください



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