2月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
 ミャンマーの夕焼け

 小さなトラックが二度目に故障しました。ミャンマー(旧ビルマ)の田園地帯の移動には、後部が屋根なしの小さなトラックが使われます。木の板で座席が造られていて日光を遮るためにキャンバスの覆いがあります。乗客と荷物と動物が、みんな一緒に、ほこりっぽい後部に詰め込まれていました。追加料金を支払えば運転手の隣りの席に座れることになっていました。その日、私は追加料金を支払いました。
 トラックが故障して首都ラングーンまで、まだ5時間かかるところに私たちはいました。太陽は空の低いところにあって、その日のうちに帰りつけるかどうか心配になり始めていました。私には、どうしようもありませんでした。それで運転手がエンジンの下にもぐり込んでいる間、私は水牛と子ども達が小川で遊んでいるのを見ていました。その時は比較的速くエンジンが修理され、運転が再開されました。私たちはビルマ南部の広い平野を進んでいました。土地はまったく平坦で、地平線は100キロメートルも先にあるように見えました。太陽が沈みかけ、空はだんだん彩られてきていました。淡いピンクと青は明るいオレンジ色や緑・黄・赤みがかった紫色に変わりました。それは素晴らしい光景でした。私は暑さやデコボコ道やエンジンのへんな音のことを忘れて30分の間、その夕焼けの美しさに見とれていました。 
 ミャンマーは貧しい国です。平均月収は2,000円ぐらいです。それでもなお、沢山の人たちは月給ももらわずに食料を得るために働きます。ほとんどの子どもは4年間しか学校に行かず、そのあと学校をやめて畠で家族の手伝いをします。道路は悪く、通信技術はもっと悪い状態です。しかし日本のどこに行っても、あれほど美しい夕焼けは見ることが出来ません。一番大きな花火でさえも、あれほど光り輝く空にはかないません。貧困の国ではあっても、ミャンマーの人々は偉大な親切と寛大さと信仰の輝きを、
その時々に見せてくれました。そのことに私は驚き、富みと貧しさのほんとうの意味が何であるかをもう一度考えました。

 ここまでに書いたことは今から8年前のことですが、私がミャンマーのことを考える時はいつも、あの夕焼けのことを思い出します。1月8日、私は岡田大司教と大司教事務局のチェレスティーノ神父と共にミャンマーを再び訪れました。大司教は東京教区に就任されて以来ずっとミャンマー訪問を望んでおられましたが、東京での仕事に忙しくて果たせずに3年経った今、漸く姉妹教会をご自身で訪問なさることが出来たのです。
 ラングーンでは私たちはカトリック司教センターに滞在して、毎年開催されるミャンマーの司教様たちの定例会議に参加しました。ミャンマーでは仏教が優勢ですが、少数派の中にクリスチャンが大勢います。司教様たちは、ミャンマーの現状における喜びと困難について話されました。ミャンマーの教会は強い信仰を持つ若い教会ですが、教育と養成のための資金が少ない状態です。岡田大司教と東京教区の信徒に対して司教様たちはミャンマーの神学校のための祈りと財政的援助について心から感謝のことばを述べられました。
 土曜日には、90名以上の学生が司祭職を目指して勉強している大神学校を訪問しました。神学生たちは30年前に建てられた仮りの建物を使っています。寄宿舎は4人部屋で、机も戸棚も置く場所がありません。蚊帳を見て私は‘なつかしく’感じましたが、夏にはきっと暑いに違いないと思いました。来年、神学生の数は130を超える予定だそうですが、全員のために充分な場所はないと思います。
 神学生たちは音楽の演奏と聖歌で私たちを歓迎してくれました。福音と祖国のために働きたいと願う彼らの信仰と献身がはっきりわかりました。みすぼらしい神学校の貧しい環境ではあっても、彼らの精神の豊かさは、その場を輝かせていました。すばらしい夕焼けでも、神に仕えたいと願う若者の喜びにあふれる歌でも、神の栄光はどんなところでも私たちを感嘆させるのです。
助任司祭    レオ・シューマカ  

TOPへ


今月の予定


  一粒会献金  2月 1日(日)
 今月は1日、第一日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
  港・品川(仮称)共同体の堅信式  2月 1日(日)
 午前10時より 高輪教会で行われます。
多数のご参列をお待ちしております。なお当日は駐車場がありませんので、車の使用はご遠慮ください。
  家庭を祝福する祈りと集い  2月14日(日)
 午後2時より。安らぎの場である家庭に祝福がありますように、当教会で挙式された方々と共に祈るつどいを行ないます。家庭をかえりみるよい機会になると思われますので、皆様どうぞご出席ください。
  灰の水曜日(大斎・小斎)  2月25日(水)
 ミサ 午前7:30、10:00
※昨年頂いた枝は2月20日(金)までに聖堂後ろに用意した箱にお入れください。
※灰の式は2月29日(日)のミサでも行います。
  半日黙想会  2月29日(日)
日時:2月29日(四旬節第1主日)
指導:江部 純一 神父(教区本部)
〜プログラム〜
10:00 ミ サ(司式と説教)
11:10 個別のゆるしの秘跡
12:30 昼 食
13:30 講 話 
14:30 ベネディクション
*昼食は各自でご用意ください。
    
TOPへ


ご報告

 
  新成人の祝福
 1月11日(日)10時のミサの中で、今年成人式を迎えられた5名の若者たちが主任司祭の祝福を受けました。記念品として聖書が贈られました。
  新年会の報告
 1月11日(日)10時のミサ後、新年会が行われました。今回は初めての試みとして、地区ごとにテーブルをセットし、地区の方々同士の交流の機会としました。200名を超える参加があり、第3・4地区の皆様の積極的なご協力により、テーブルに手作りのお料理がたくさん並びました。立花神父様のお誕生日をお祝いして、聖歌隊と日曜学校の子どもたちから「世界に一つだけの花」の歌のプレゼントもあり、大盛況でした。

TOPへ


その他

  愛の募金
 四旬節中、愛の実行として行われる募金活動にご協力をお願いします。聖堂入り口の特設献金箱にお入れください。
  洗礼志願式 3月 7日(日) 四旬節第2主日
 10時のミサで行います。
  初聖体 6月13日(日) キリストの聖体
 10時のミサの中で子どもたちの初聖体を予定しています。初聖体は子どもたちにとって大きな恵みの時です。この恵みを子どもたちが喜びのうちに迎えることができますようご協力ください。初聖体を受けることができるのは現在小学校1年生以上で、初聖体をまだ受けていない子どもです。初聖体のための準備は日曜学校の中で行われます。なお、日曜学校に参加できない場合は、立花神父に遠慮なくご相談ください。
  病人、高齢者への訪問
 病気のため、高齢のために教会にいらっしゃることができない方たちのために、御聖体をおもちいたします。ご希望される方、またそのような方をご存じの方は司祭までご連絡ください。

受洗 1名 転入 1名
結婚 2組 転出
帰天   住所・その他変更
詳細は、お知らせ2月号(印刷版)をご覧ください



このぺージTOPへ
各号へジャンプします
2004年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
2003年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2002年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2001年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号
7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
2000年 10月号 11月号 12月号