11月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
 いのち・愛・癒し

 近ごろ、とてもよい映画を観た。
 あまりによい映画だったのでさまざまなところで、いろいろな人にそのことを話している。「阿弥陀堂だより」という。わたしは日本映画が好きで、ときどき観に行くのだけれども、裏切られて帰ってくることが多い。ところが、今回は期待以上であった。 (日本に生まれてよかったなと思うほどに美しい)四季の移ろいのなかで、古びた小さな阿弥陀堂を守っている九十歳を過ぎたおばあちゃん(お梅さん)。彼女を中心に人と人との出会いやかかわりが語られていく。物語性はなく、とくに何かが起こるというのでもない。自然のなかの一つのいのちである人間の営みが静かに描かれていくだけである。
 ところが、これが何とも温かいのである。しみじみと感動するのである。悲しくないのに涙が流れるのである。
 この映画のテーマは「いのち」「愛」「癒し」ということだろう。
 都会の暮らしに疲れて郷里に戻ってきた中年の夫婦。夫は売れない作家。妻は最先端の医療にかかわっている医師である。彼女はたくさんのいのちを看取っているうちに精神に変調をきたしてしまう。妊娠した子どもを流産してしまう。そんなこともあって夫の故郷に一緒に行くことになる。
 彼女はそこでさまざまないのちに出会う。阿弥陀堂のお梅さんをはじめとする老人たち、夫の恩師の老夫婦、病気のために声を失っている若い女性、新米の青年医師、子どもたち…そして自然。いのちとの出会いのなかで彼女は癒されていく。そして再びいのちを身ごもる。全編に「水」と「風」が出てくるが、まさにいのちの象徴である。
 お梅さんが実にいい。これは演技なのか地なのかわからないところがいい。彼女は阿弥陀堂を訪ねてくるどの人をも、まったく同じ態度で迎え入れるところがまたいい。阿弥陀堂にやってくる人は皆、人生の痛みや苦しみや悲しみを背負っている。彼女はそれらを包み込むようにその人に寄り添う。ああ、こんなふうに人を大切にできたら、愛せたらどんなにいいだろう。
 「癒し系」という言葉があるが、まさにこの映画は観る者を癒してくれる。生きることは苦しいこともあるけれど、価値のあるものなんだよと励ましてくれる。日々の生活にくたびれている人は是非どうぞ。   
主任司祭   立花 昌和  

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今月の予定


諸聖人の祭日 11月 1日(金)
  「死者の日」 11月 2日(土)
 当教会の「物故者追悼ミサ」は11月3日(日)10:00 より。
この1年間に亡くなられた方々、皆様の故人となられたご家族、ご友人を記念して、目黒教会共同体全体で特別に祈ります。なお、納骨堂にご遺骨が安置されておられる方々のためにミサ後、引き続き納骨堂で祈りを捧げます。
  一粒会献金 11月 3日(日)
 今月は3日、第一日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
  納骨堂維持会定例総会 11月 3日(日)
 10時のミサ後の納骨堂での物故者拝礼後アンセルモホールにて定例総会を開催します。会員の方々のご出席をお願いいたします。
  七 五 三 11月10日(日)
 100時のミサで、七五三を迎えるこどもたちの祝福をします。七五三のこどもだけではなくミサに参加なさったお子さま全員が祝福をいただきます。七五三を迎えられるお子さまとご家族は男女を問わず、下記の範囲の方々に往復葉書でご案内いたしましたが、もし違う数え方で該当する方がありましたら、遠慮なく事務所に申し出てご参加ください。ご連絡は早めにお願いいたします。
  ・7才 : 1994年11月16日 から 1995年12月31日 までに生まれた方
  ・5才 : 1996年11月16日 から 1997年12月31日 までに生まれた方
  ・3才 : 1998年11月16日 から 1999年12月31日 までに生まれた方
 ◎ミサ後のお茶会はありません。
  ミャンマーデー 11月17日(日)
 この日の祈りと献金はミャンマーの神学生養成に使われます。
  聖書週間 11月17日(日)〜24(日)
 神の愛を知り、神の心を受け取るために、わたしたちは新約聖書と旧約聖書を神のことばとして読み、大切にします。「聖書週間」は、すべての人、とくに信徒が、この聖書に「より強い関心を持ち、親しみ、神の心に生きる」ようになるための週間です。

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ご報告

 
  ご報告
 世界難民移住移動者の日の献金210,459円は、10月8日大司教館へ送金いたしました。ご協力ありがとうございました。
  おめでとう−受堅−
 10月20日(日)10時のミサで、森司教様の司式により37名の方々が堅信の秘跡をお受けになりました。

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その他

  病人、高齢者への訪問
病気のため、高齢のために教会にいらっしゃることができない方たちのために、御聖体をおもちいたします。ご希望される方、またそのような方をご存じの方は司祭までご連絡ください。

受洗 転入 4名
結婚 1組 転出
帰天 1名   住所・その他変更 2件
詳細は、お知らせ11月号(印刷版)をご覧ください



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