6月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば

  この圧倒されるイエス様のお姿と父なる神の願いを見て
〜 メキシコシティ「グアダルペ宣教会大神学校大聖堂」聖堂正面の壁画から 〜


 今月からの目黒教会教会報「お知らせ」の主任司祭の記事は、しばらくの間、メキシコ滞在9ヶ月で学んだこと、気づかされたこと、考えさせられたことなどを書かせていただきたいと思います。
 さて、私は昨年の6月初めから今年の2月末まで、メキシコシティの「グアダルペ宣教会大神学校」の司祭居住棟に滞在しておりました。そこの聖堂では、毎朝グアダルペ会の神学生たちと養成担当司祭団が御ミサを捧げています。
 そして、この聖堂に入った瞬間、目をそらしたいほどの圧倒される光景が飛び込んで来ます。それは聖堂の正面に描かれたイエス様の亡骸の姿です。これほどまでに大きくリアルに聖堂の正面に亡くなられたイエス様を描いている聖堂はあまりないように思います。
正直、そこの聖堂に入るたび初めの頃は、その亡骸のイエスから目をそらしてしまいました。
 さて、この壁画は、Federico Cantu(フェデリコ カントゥ)という方が1959年に描いたそうです。この壁画のテーマは、「主イエスの派遣」を表現しているそうです。父なる神は御子を遣わし、御子の死と復活を通して人類に救いがもたらされたことを描いているとのことです。イエス様の左側は暗黒の暗闇が示され、右側は光に満ちているとされています。そして、十字架がないのは、復活をも表現するためとのことです。
 ところで、そこの聖堂の完成から三年後に始まった第二バチカン公会議(1962〜1965)後のヨーロッパや日本のカトリック教会の聖堂の中には、イエス様の磔刑の姿を外して、十字架だけを聖堂の中心に置く傾向が生まれました。それは、公会議前より公会議後は「イエス・キリストの復活」に光が当てられ、復活のシンボルとして、もはやイエスの亡骸は十字架には残されていないのだというような考えから、磔刑の御像のない十字架だけが新しく造られた聖
堂の正面を飾るようになりました。と同時に、公会議前までカトリック教会の聖堂に置かれていた数々の御像が「偶像崇拝だ」というカトリック教会以外からの批判にもカトリック教会として応えていった現れかもしれません。
 そのようなカトリック教会の世界的な変革の時代を前にして、このグアダルペ宣教会大神学校大聖堂の聖堂に描かれた聖堂正面の壁画では、あえて十字架が描かれず、いばらの冠をかぶせられ、体には槍で貫かれた傷跡が残るイエス様の亡骸が描かれています。
 そこには、カトリック教会の信徒が二千年見つめ続けてきた『無残に死んでいるイエス様の磔刑を仰ぎ見る上に、いつくしみに満ち、すべての人の救いをひとり子の死を通して実現する父なる神と、その父なる神から遣わされたイエス様の復活がある』という確固たる希望への祈りが描かれているように思えるのです。
 そのことの私なりの理解に気づかされたというか行き着いたのは、やはり9ヶ月の間、メキシコでの滞在でした。メキシコ国内や訪問したキューバやペルーのカトリック教会はどこでもリアルなイエス様の磔刑や横たわるイエス様の亡骸が聖堂内に掲げられ、置かれています。それは、日本と違った国民性や文化や歴史というように言ってしまえばそれまでですが、イエス様の死から『目をそらさない』というカトリック信仰の土台と「移り住む民」を受け入れることは、イエス様を受け入れるということにつながっているという聖母御出現の意味を受け取っているメキシコを含むアメリカ大陸、そして全世界の人々に伝えられたグアダルペの聖母への崇敬と重なり合いながら、日々の生活の中で、カトリック信仰を人々が脈々と伝え続けていることを知りました。
 それにしても、メキシコの方々、また中南米の方々は基本的に陽気だし、普通の家庭では子供が物心ついた時から踊り始めるダンスが食事より好きという方も多く、多くの小教区や修道院のミサはギターや打楽器などの演奏に合わせて、明るい曲が聖歌として歌われているのを知りました。何かむごたらしい姿のイエス様を仰ぎ見ながら祈る方々の心の底に流れている「イエスの死を見つめる先にある復活」という希望への信仰の根源を教えられていたと日本に戻ってきて受け止めている次第です。
話は飛ぶかもしれませんが、第二バチカン公会議後の新しい「ローマ・ミサ典礼書の総則」には、次のような条項が記されています。

「祭壇上、または祭壇の近くに、磔刑のキリスト像のついた十字架を置き、集まった会衆からよく見えるようにする。こうした十字架は、救いをもたらす主の受難を信者の心に思い起こさせる。典礼祭儀以外のときにも祭壇の近くに置いたままにしておくことが望ましい」(No308:『新しい「ローマ・ミサ典礼書の総則」に基づく変更箇所』より)
 
私たちも、むごたらしいイエス様のお姿は見たくないという思いに打ち勝って、磔刑のキリスト像を仰ぎ見るカトリック信仰の心を日々培って行きたいものです。         (2019年5月19日)
主任司祭  宮下良平  

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今月の予定


病者と共に捧げるミサ   6月 1日(土)
 毎月第1土曜日、11:00から小聖堂にて
 教会にいらっしゃることが困難な方でミサへの参加を希望される方は教会事務所までご相談ください。
一粒会献金   6月 2日(日)
 今月は4日、第1日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
バザー   6月 2日(日)
 1100〜15:00
「世界のみんな、兄弟さ!!」をテーマに開催します。
神学生養成のためのロザリオの祈り   6月 2日(日)
 6月2日(日)9時20分より聖堂で行います。
 毎月第一日曜日10時のミサの前に神学生養成・召命祈願のためのロザリオの祈りを行っています。
先唱者とりまとめ:オリーブの会  
初聖体   6月23日(日)
 10時のミサの中で2人の子どもの初聖体を予定しています。
聖ペトロ使徒座への献金   6月23日(日)
(聖ペトロ 聖パウロ使徒の祭日の直前の日曜日)
 教皇は毎年、世界各地を訪問します。そして、人々の苦しみや悩みを聞き、優しい笑顔で力づけ、数々の援助を与えます。キリストの代理者、教会の最高牧者である教皇は、祈りと具体的な支援を通して全世界の人々にいつも心を注いでいるのです。この教皇に心を合わせて、わたしたちも世界中の苦しんでいる人々のために祈りと献金をささげます。教皇のこうした活動のために充てられる聖ペトロ使徒座への献金は、8世紀ごろイギリスで始まった、大人も子どもも一番小さなお金である1ペニーを毎年教皇に献金する運動がもとになって世界中に広まったものです。
(2019カトリック教会情報ハンドブックより)
    
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ご報告

 
ご報告
 3月6日灰の水曜日からはじまりました四旬節愛の献金174,325円は有志によるマーマレード製作販売の売り上げ43,349円をあわせて217,674円、聖地への献金159,010円は、5月7日大司教館へ送金いたしました。ご協力ありがとうございました。
「家庭を祝福する祈りの会」報告
 5月25日土曜日午後1時より、家庭を祝福する祈りの会を行いました。
 目黒教会で結婚式を挙げられたご夫婦をお呼びするこの会には、今年は20組のご夫婦とお子様20名が参加されました。
 聖堂での祈りの部は、オルガン演奏の中、皆様が着席された後、レオ神父様、マルコ神父様そして宮下神父様の司式で行われ、聖歌グループによる歌で穏やかな雰囲気につつまれました。
 その後のアンセルモホールでの茶話会は、手づくりのお菓子とお茶を楽しみ、子供達は紙風船やシャボン玉、マルコ神父様がお持ち下さった柔らかくて面白いボールなどでおもいおもいに遊び、賑やかになりました。
茶話会のイベントの1つ、レオ神父様が始められた、クイズは今年も大盛り上がり。勝ち残られた4組の方は賞品のテーブル花をお持ち帰りになりました。
5月とは思えない暑い日になりましたが、皆様に楽しんでいただけていたら嬉しいです。
種の会  
   

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その他

バザー開催のお知らせ バザーグループ2019
 今年も、6月2日(日)11時から15時に例年のバザーを開催いたします。
 今年テーマ:「世界のみんな、兄弟さ!!」
子供たちといつも一緒に歌う「アーメンハレルヤ」の歌詞の様に、国籍や、話す言葉、働く場所が違っても、主に向かう心はみんな同じ、目黒教会に集う、世界の皆さんと、一緒に過ごせる、楽しいバザーにしたいと思っております。
そのため、バザーグループ2019では、パフォーマンスや、ビンゴ等、楽しい計画を用意いたしております。ご期待ください。
今年のバザーで得られました寄付を中心とした収益は、
@ テロで傷ついたスリランカのカトリック信徒と教会 の再建のための支援
A 目黒教会として国内・国外で支援を必要としている 団体へ寄付 
B 近隣の福祉施設への寄付
 を目的として、カトリック目黒教会を通して、寄付をしていきたいと考えております。バザーでの売り上げ以外でも、今年から、バザーの目的と収益の使い道に、ご賛同いただける皆様からの自由意志による、ご寄付を、金額にかかわらず、お受けいたしますので、事前の振り込み、もしくは、当日に受付までお持ちいただければ、幸いです。(出来れば、事前にお知らせに同封しました振替用紙をご利用ください。)
皆様の広く、大きなご協力を、期待いたしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 又、バザーの準備や、当日の運営に、協力いただける方の、募集をしております。聖堂脇の、バザーの協力者募集の紙に、お名前を書き込んでいただく様お願いいたします。どうぞ気軽にご参加ください。お待ちいたしております。
地域とのふれあい 納涼☆ビアパーティー
 7月21日(日)5時ミサ後、
 司祭館中庭にて。
 会費:1,200円、子ども600円
 地域の皆様をお誘いして楽しい
 パーティーを計画中です。
  皆様お誘い合わせの上ご参加ください。 
 前売り割引のチケットをコーヒーサンデーの会場と
 教会事務所で 販売します。なお、準備は有志で行
 います。
A地区のみなさまへ
 今年もバザーに出店します。
@6月1日(土)12:30よりアンセルモホールにて値段付けなどの準備
A6月2日(日)10時ミサ後販売のお手伝い
どちらでもご都合のよい方、ご協力宜しくお願いします。
B手造りのパウンドケーキや巻寿司もご用意します。
たくさんお買物をしてスリランカの教会でテロにより傷ついた私達の兄弟姉妹に支援金を送りましょう!
A地区委員 
C地区のみなさまへ
 6月16日、10時のミサ後メリーホールのコーヒーサンデー内にてC地区バザーお疲れ様会と新受洗者および移動された方のご紹介をいたしますのでみなさまご参集ください。
C地区委員 
D地区のみなさまへのお知らせ
●5月12日委員会より。
6月16日(日)13時30分〜典礼の勉強会があります。多くの方々のご参加を望んでるとの主任司祭からの呼びかけです。
●5月4日の聖堂掃除は、17名の方に参加頂きました。
ご協力ありがとうございました。
●当教会で聖土曜日、ご受洗なられた栗原英子さんは、D地区にはいります。栗原さんが、教会に慣れますようにまた私たちが霊的同伴者になれますように、お見かけの際は親しくお声がけお願いします。
●今後の地区当番の予定。
10月6日(土)9時30分〜聖堂掃除。
2020年1月12日(日)、新年会、新成人の祝福会の会場づくりと料理担当です。
6月2日バザー、6月16日10時ミサ後コーヒーサンデーの会場で歓談会、13時30分〜典礼の勉強会となってます。
お誘い合わせの上、ご出席ください。
D地区委員 
オリーブの会よりお知らせ
 病人・高齢者の訪問
「オリーブの会」では、病気や高齢のため教会に来られない方の訪問・お便りによる交流をしています。ご希望があればご聖体もおもちします。教会事務所までご連絡ください。交通費などのお心遣いは必要ございません。
東日本震災支援プロジェクトより
 福島やさい畑 復興プロジェクト
 次回の野菜販売は6月16日(日)8:30から
 ご協力よろしくお願いいたします

受洗 転入 1名
結婚 1組 転出 1名
帰天 3名   住所・その他変更 4件
詳細は、お知らせ6月号(印刷版)をご覧ください



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