10月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
「ロザリオの月」

  カトリック教会では10月はロザリオの月とされています。子供たちになぜ、10月がロザリオの月なのかと聞かれたら、どう答えたらよいか少し困ります。というのは、10月がロザリオの月と決まった発端はレバントの海戦という戦闘だからです。レパントの海戦は世界史の教科書にも出てきます。1571年10月7日イスラム教のオスマン・トルコ帝国艦隊とキリスト教側の教皇、スペイン、ベネチアの連合艦隊が現在のギリシャ西部の沿岸で戦って、キリスト教艦隊が勝利しました。この勝利を、ロザリオで一生懸命祈った結果与えられたものと感謝して、当時の教皇が10月をロザリオの月と定めました。ですから戦争での勝利がロザリオの月の起源というわけです。すべての人の母である聖母は、兄弟げんかをする子供たちのどちらか一方に肩入れするということがあるのでしょうか。あるいは、ある人々たちだけを子供とみなして助けるというのでしょうか。このような疑問がわきます。浅薄な批判精神を持つ人は、その歴史的起源を取り上げてロザリオの月をキリスト教のヨーロッパ中心主義、精神的帝国主義の一つの現象などと言うでしょう。しかし現在の教会の実践を見れば、少なくとも教会の公式的な意向として、戦闘での特定の国の勝利を祈るということはありません。もちろん個人のレベルではあるかもしれません。しかし教皇が教会全体に呼び掛ける祈りは関係各国や当時者の宗教にかかわらず、いつもすべての人の平和のためになったと言えるでしょう。レパントの海戦以前にも人々はロザリオの祈りをしてきました。しかしレパントの海戦の結果を受けて制定されたロザリオの月は、人々の間にロザリオをさらに広める力となりました。こうして何百年もの間教会は同じロザリオの祈りの実践を続けてきました。その中で、祈り方は同じでも、何のために祈るかがだんだん変わってきたと言えるでしょう。このことを、聖母とともに歩みながら教会が成長してきたと表現してもよいのではないでしょうか。その歩みの途中で聖母自身がご自分の望みを示されたという出来事が伝えられています。例えば19世紀には、ルルドでご出現したと言われる聖母は、少女ベルナデッタの前でロザリオの祈りをし、罪びとの回心のために祈るように言われました。また100年前のファチマでは3人の子どもたちに現れて、平和のためにロザリオの祈りをするようにと伝えられたということです。
 あるカトリック大学にこんな言葉のポスターがありました「祈りは神を変えない。あなたを変える」。ロザリオの月は祈りながら導かれ成長させられてきた教会を思い起こさせてくれるような気がします。
協力司祭 高木健次  

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今月の予定


一粒会献金  10月 1日(日)
 今月は1日、第1日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
病者と共に捧げるミサ  10月 7日(土)
毎月第1土曜日、11:00から小聖堂にて
 教会にいらっしゃることが困難な方はご聖体をお持ちしますので教会事務所までご相談ください。
港・品川宣教協力体合同堅信式  10月15日(日)
 岡田大司教司式のもと9:30より麻布教会で行なわれます。当教会からは8名が受堅の予定です。
ロザリオの祈り     
 10月はロザリオの月です。毎週10時のミサ前9:20からロザリオの祈りをします。是非ご参加ください。
世界宣教の日特別献金  10月22日(日)
 キリストを伝えること、宣教は、神の子ども、キリストの弟子となったわたしたち皆に与えられている使命です。この日の献金は、各国からローマに送られ、世界中の宣教地に援助金として送られますが、日本の教会は、未だに海外から多くの援助を受けています。日本の教会が外国からの支援に頼るのではなく、経済的に恵まれない国々での宣教活動を支援することができるところまで成長するためにもご協力ください。
    
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ご報告

 
   
    

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その他

教皇の声
 フランシスコ教皇様は、インターネット上で毎日ツイート(つぶやき)をされています。これを見ることにより教皇様のお考えや思いに触れることができます。ここにいくつか載せますが、中央協議会のホームページに和訳が載りますので、皆様ぜひご覧になってください。    主任司祭 

 今日、聖モニカのように、どれだけ多くの母親たちが涙を流すことでしょう。それによって彼女たちの子らはキリストに立ち返ります。神の恵みに希望を失ってはなりません。
 「あなたは、わたしたちをあなたに向けて造られ、わたしたちの心は、あなたのうちに安らうまで安んじないからである」聖アウグスティヌス『告白』第1巻第1章1(服部英次郎訳、岩波文庫) (2017/8/28)
  
 イエスはいつも、開かれた心でそこにおられます。心に抱くいつくしみを人々に分け与えられます。イエスはゆるし、抱きしめ、理解してくださいます。(2017/9/2)

 落胆し、理解と優しさを必要としている多くの人々のために、マザーテレサのように喜びと希望の地平を開くことができますように。(2017/9/5)

 人に伝わっていくわたしたちの喜びこそが、神への愛と親密さの、第一のあかしでなければなりません。(2017/9/10)

 主はわたしたちをみなしごにしておかれません。わたしたちには、イエスにとってのように聖母がおられます。マリアはつねにわたしたちを心にかけ、守ってくださいます。(2017/9/15)
「死者の日」
 当教会の物故者追悼ミサは、11月5日(日)10:00より行います。なお、10月1日(日)より、聖堂うしろに用紙を置きますので、皆様の故人となられたご家族、ご友人(受洗されてなくてもかまいません)で祈ってほしい方の御名前を書いて、所定の箱にお入れください。
フィローニ枢機卿をお迎えして
教皇庁福音宣教省長官のフェルナンド・フィローニ枢機卿が来日され、日本の教会の諸施設を見て回り、また、信者の皆さんと話し合いができる機会を持ちたいと希望しております。東京教区では、9月24日(日)午後3時30分より午後4時30分まで、東京カテドラルにて懇親会を催すことになりました。時間の制約から自由な話し合いではなく、代表の方を選び、東京教区の現状に関する意見を発表して頂きます。信者の代表の一人として当教会の郡司誠さんが岡田大司教より選ばれました。以下、当日の発表予定の原稿です。

目黒教会の郡司(ぐんじ)と申します。
本日は、フィローニ枢機卿様とお話をさせて頂きます大変貴重な機会を与えてくださり誠にありがとうございます。時間の制約もありますので、二点に絞ってお話しさせて頂きます。
最初は、岡田大司教様と我々信徒とのかかわりです。ご存知の通り、東京大司教区には95,000人ほどの信徒に加え、その数を超える外国人信徒が教区内に居住していると言われており、教会数も75の小教区と準小教区、集会所含めますと80(2016年)という数になります。そのように日本で一番多くの信徒を抱える教区の教区長としての日常業務は、私は教区事務所で働いたことはありませんが、その業務が多岐にわたり、多忙を極めていることは想像に難くありません。そのような状況下ですので、教区内の司祭と接する時間は非常に少ないと思いますし、信徒とかかわる時間も極めて少ないという現状があります。岡田大司教様は、常に我々信徒とかかわりを持ちたい、時間を共有したいというお考えをお持ちであり、我々信徒もそれを望んでおります。ただし現状は、信徒とかかわる時間を作ることが極めて困難であるということでしょう。「信者は司教に一致しなければならない」と言われていることが実現できるように、また司教としてのディアコニアを果たすためにも、現在の状況を改善する必要があると思います。私が考える結論の一つとして、多岐にわたる仕事の一部を他の司祭、信徒が代替することで、大司教様が信徒と親しく過ごす時間を作れるようにすることです。そのためには、大司教様をサポートする教区事務所の司祭やスタッフを増やせばよいのか分かりませんが、何らかの方法が必ずあると思います。我々信徒も節度をもって大司教様と接する機会を増やす努力が必要であることは、否めません。現代はネット社会ですので、大司教様の説教はすぐさま教区のホームページで知ることができますが、自らの小教区にて司式をされ、説教を直に聞くことができれば、同じ内容でもより心に響くことでしょう。
二点目はカトリック信者であるか否かを問わず、外国の方々との共存、共生です。日本人は世界から見れば小さな島国で生活しており、歴史を振り返っても、外国の方々に接する機会が、極めて少ない国民です。しかしながら、現代社会においてはアジア、欧米を中心とした外国の方々が非常に多くなり、それに伴い接する機会も飛躍的に増えてまいりました。ところが、我々は他国の人々と関わることがあまり得意ではありません。外国の方々の考え方や文化、行動や思いを理解することが必要であると頭では理解していても、なかなか行動には移せません。言葉の壁も非常に大きいと思います。その結果、カトリック教会を例にとれば、「日本の教会」が「日本人の教会」になってしまっています。これは東京教区創立100周年に、前教区長の白柳大司教様(当時)の発案で発足したCTIC(※)の25周年記念で、当時のCTIC所長であった幸田補佐司教様の挨拶の言葉でもあります。どうしても「日本人の教会」から脱却できていない現状を打破するためには、主の御心の原点に立ち返り、全ての人々が神の前に兄弟、家族であるということを再認識する必要があります。現実問題として、具体的にどのような行動をとればよいのか、なかなか答えは出ませんが、目黒教会を例にとれば、外国の方々のコミュニティがあり、御ミサは日本語と英語で分かれて行われていますが、御ミサ以外での交流をもっと活発に行うべきであると考えます。日曜学校の子供たちが、幼少の時から様々な国の子供たちと過ごす時間を持つこと。指導すべき立場の大人が、世界には様々な人々がいて、それぞれの文化や考え方をもっているので、たとえそれが自分たちと違っていてもその人たちの文化や考え方を尊重し、大切にしていかなければならないということを教えることが重要だと思います。そして、そのような機会を教区としても積極的に創出していくことができれば、「日本人の教会」から「日本の教会」へと少しずつですが近づくと思いますし、近づけていかなければならない義務でもあります。
本日は二点に絞ってお話をさせて頂きましたが、最後に日本の信者が皆望んでいるフランシスコ教皇様の来日が1日も早く実現できますように、主イエス・キリストを通してお祈りするとともに、この機会を与えてくださった神に感謝して、私の話を終わりにしたいと思います。
本日はありがとうございました。
*Catholic Tokyo International Center
D地区の皆様へお知らせ
 10月7日(土)9:30よりD地区による聖堂掃除を行います。多くの方々にご参加頂けますようどうぞよろしくお願い申し上げます。   
 D地区委員  
オリーブの会よりお知らせ
 ●神学生養成のためのロザリオの祈りの参加希望者を募集しております。参加ご希望の方はオリーブの会メンバーにお問い合せください。

 ●「私の最期のときのために」という目黒教会の連絡先などを記載したカードを作製しました。ご希望の方は、教会事務室にお問い合せください。

 ●病人・高齢者の訪問病気や高齢のため教会に来られない方の訪問・お便りによる交流をしています。ご希望があればご聖体もおもちします。教会事務所までご連絡ください。交通費などのお心遣いは必要ございません。
東日本震災支援プロジェクトより
 福島やさい畑 復興プロジェクト
次回の野菜販売は10月22日(日)8:30から
ご協力よろしくお願いいたします

受洗 転入 1名
結婚 転出 1名
帰天   住所・その他変更 1件
詳細は、お知らせ10月号(印刷版)をご覧ください



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