12月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
 神のあわれみのまなざし
──「いつくしみの特別聖年」を前にして──

 教皇フランシスコは、今年の12月8日の無原罪の聖マリアの祭日から来年の11月20日の王であるキリストの祭日までを、「いつくしみの特別聖年」と定めました。特別聖年が始まる12月8日は、現代の教会にとって特別な日です。今から50年前の1965年12月8日に、3年にわたって続いた第二バチカン公会議が閉幕したからです。
 教皇フランシスコは、「いつくしみの特別聖年」公布の大勅書のタイトルを「いつくしみのみ顔」としました(日本語訳では「イエス・キリスト、父のいつくしみのみ顔」)。父である神のあわれみ、いつくしみは汲み尽くすことのできないほど深い神秘です。しかし、この神のあわれみは、わたしたちの現実の中でさまざまな「顔」(「表情」と訳したほうが分かりやすいかもしれません)を表します。この外に表れ出る表情をとおして、わたしたちは神のあわれみに触れ、これを理解することができるのです。それは、わたしたちが他の人の表情、しぐさ、言葉などをとおして、その人の心の思いを感じ取っていこうとする歩みに似ています。教皇フランシスコは、人となられた神の子イエス・キリストこそ、父である神のあわれみが外に表れ出た表情であると言います。だから、わたしたちは、イエス・キリストの言葉や語り口、生き方をとおして、目には見えない神のあわれみを感じ取るよう招かれているのです。
 イエス・キリストのうちに表れ出る神のあわれみは、わたしたちの常識ではとらえることができません。たとえば、「いなくなってしまった羊」のたとえがそうです。「あなた方のうちに、百匹の羊を持っている者がいるとする。そのうちの一匹を見失ったなら、九十九匹を荒れ野に残して、見失った一匹を見つけ出すまで、跡をたどって行くのではないだろうか。そして、見つけ出すと、喜んで自分の肩に乗せて、家に帰り……」(ルカ15・4−6)。このたとえは、イエスが罪人たちや徴税人たちと食事までともにしておられるのを見てつぶやいた律法学者やファリサイ派の人々に対して、イエスが語られたもので、神は罪人を排除する方ではなく、むしろ罪人をあわれに思い、連れ戻すためにみずから捜しに行く方であり、だからイエスご自身もそのように罪人たちに対してふるまうのだということを教えています。しかし、わたしたちはつい考えてしまいます。「いなくなった一匹を捜しに行くのはすばらしいが、残された九十九匹はどうなるのか。まず九十九匹を羊小屋に入れてから捜しに行くほうが、賢明ではないか」と。たしかに、現実的に考えると、そのほうが賢く思えます。しかし、神はそうはなさいません。あわれみ深い神は、いなくなった羊を捜しに行くのを、「賢明さ」のゆえに、少しでも先延ばしすることができるような方ではありません。すぐにでも捜しに行かないではいられない方なのです。では、戻ってきて、九十九匹の中でいなくなった羊がいたらどうするのでしょうか。答えは簡単です。連れ戻した一匹をそこに置き、いなくなった羊をすぐに捜しに行くのです。そして、帰ってきたとき、またいなくなった羊がいれば、同じことをするのです。「何をばかなことを……」。わたしたちはそう思うかもしれません。しかし、神はわたしたちに対してずっとこのように「ばかげた」あわれみを注ぎ続けて来られたのです。一人の罪人を捜しに行き、ようやく見つけて帰ってきたら、ほかの人がいなくなっていて、すぐにまたその人を捜しに行き……。神が、わたしたちの「賢明さ」ではなく、「ばかげた」あわれみに突き動かされる方だからこそ、わたしたちはゆるされ、救われるのです。
聖パウロ修道会 澤田豊成 

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今月の予定


宣教地司祭育成の日の特別献金  12月 6日(日)
 この日の献金はローマ教皇庁に集められ、全世界の宣教地の司祭育成のために援助金として送られます。なお、一粒会献金は今月はありません。
半日黙想会  12月 6日(日)
日 時:12月6日 待降節第2主日
テーマ:神のあわれみのまなざし
       ──「いつくしみの特別聖年」を前にして──
指 導: 澤田豊成 神父(聖パウロ修道会)
      〜プログラム〜
  10:00 ミサ(司式と説教)
  11:00 第一の講話(聖堂)
  11:40 食事 休憩
  12:45 第二の講話(アンセルモホール)
  13:30 ゆるしの秘跡(聖堂)
  14:00 ベネディクション(聖堂)
*昼食は運営委員がサンドイッチを用意します。
クリスマス前の大そうじ  12月19日(土)
 午前10時から、クリスマスを気持ち良く迎えるため、多くの方のご協力をお願いいたします。雑巾をお持ちください。
クリスマスを迎える集い  12月21日(日)
 今年もコーヒーサンデーグループのご協力を頂き、 「クリスマスを迎える集い」を開催いたします。お楽しみは、日曜学校のみんなの紙芝居、クイズ、楽器演奏、歌・・・心づくしのお菓子と温かい飲み物をご用意し、多くの方のご参加をお待ちしております。
 日時:12月20日(日)10時のミサ後より
 場所:アンセルモホール
 オリーブの会 
    
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ご報告

 
ご報告
 9月20日関東・東北水害救援金163,387円に教会より寄付金をプラスして200,000円を10月26日カリタスさいたまへ、10月18日世界宣教の日特別献金252,440円は11月2日大司教館へ送金いたしました。11月2日フィリピン台風救援金230,000円(英語ミサ、フィリピン人巡礼ミサ、初金ミサより)は11月4日レオ神父によりフィリピンの教会へ送金しました。ご協力ありがとうございました。
七五三
 11月15日(日)10時のミサで、今年は10人の子ども達が七五三の祝福をうけました。

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その他

「神学生養成のためのロザリオの祈り」
 12月6日(日)より、毎月第一主日10時のミサの前、午前9時20分より聖堂にて「神学生養成・召命祈願のためのロザリオの祈り」を始めます。
 神学生のために、召命を考える人々のために、心を一つに祈りましょう。
(先唱者取りまとめ:オリーブの会)  
「いつくしみの特別聖年」開始ミサのご案内
日時:12月8日(火) 午後3時
場所:東京カテドラル聖マリア大聖堂(関口)
主司式:岡田武夫大司教
オリーブの会よりお知らせ
■ 病人・高齢者の訪問
 「オリーブの会」では、病気や高齢のため教会に来られない方の訪問・お便りによる交流をしています。ご希望があればご聖体もおもちいたします。教会事務所までご連絡ください。交通費などのお心遣いは必要ございません。
オリーブの会  
東日本震災プロジェクトより
■ 福島やさい畑
 12月6日(日)8:30〜です。ご協力よろしくお願いいたします。

受洗 転入 3名
結婚 転出
帰天 1名   住所・その他変更 4件
詳細は、お知らせ12月号(印刷版)をご覧ください



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