8月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
グリーンホープ(緑の希望)

 私が初めてフィリップ・ラサップ司教にお会いしたのは、18年以上も前、司教様が北ミャンマーのミッチナ教区の補佐司教になられて間もない頃でした。話しはじめてすぐ、私たちには沢山の共通項があることが判りました。私たちは二人とも農家でうまれ、いまだに農業に興味をもっています。きっと、言葉であらわすには第一人者ではないが物事は解決する実務的人間、といわれているのではないでしょうか。フィリップ司教にお会いしてから程なくして、司教様は隣のラシオ司教区の司教に任命されました。ラシオは中国に行く幹線道路に沿っており、司教区はほぼ北海道と同じくらいの面積をかかえていますが、カトリック信徒は3万人ほどしかおらず、それも沢山の小さな村に散在しています。
 フィリップ司教の最初のチャレンジの一つは、司教区のこどもたちの教育をサポートすることでした。多くのカトリック教徒は山間の村に住んでいるために、こどもたちは小学校にしか行けません。中学高校は町なかにしかなく、悪路を通って通学するには遠すぎるからです。そこで、殆どの教区では、大きくなったこどもたちが町で勉強を続けられるように寄宿舎を設立しています。毎年2,000人のこどもたちが寄宿舎に入り、多くの親たちは何らかの援助を試みていますが、それでも大部分は司教区の負担となっているのです。
 フィリップ司教がラシオに赴任されたのとほぼ同じ頃、政府は、人々が3年以内に農作物を生産できるのであれば土地を安く貸し出すという政策を出しました。フィリップ司教は、これはこどもたちのために食べ物を作る農場を開くとともに、司教区にとってもしっかりした収入源を得る一大チャンスと考え、100エーカーの土地を借り、敬虔なカトリック教徒に開墾の準備を依頼しました。しかし問題はその場所に水資源がなかったことです。フィリップ司教は私に、水プロジェクトのためにお金をあつめられないか聞いてきました。このプロジェクトは山の高いところにある川から2Kmほどパイプを引き、その水をためる幾つかの大きなタンクを設けるものです。そしてそれを、植え付けが始まるまでの短期間につくらねばなりません。そのとき私は豊島教会にいましたが、教区の皆さまのお陰ですぐにお金を送ることが出来、水供給も植えつけも予定通りにすることが出来ました。幾多の問題がありましたが、この農場は3年間でしかるべき生産ができ、ラシオ司教区は30年間の土地借用をうけることが出来ました。フィリップ司教はこの農場を”Green Hope"(緑の希望)と名づけました。とうもろこしと野菜がこの果物の木が植えられた農場の主要作物です。
 今回ミャンマーを訪問したときに、私はやっとこの「緑の希望農場」を訪れることが出来ました。農場はラシオ町の小さな山の傍にあり、とうもろこしはよく実り、果物の木はとても大きくなっていました。なかでも私が見たかったのは水供給システムです。水は澄み切っており豊富で、地元の農家も供給をうけていました。農場は間違いなくグリーン(緑)であり、ホープ(希望)であります。それは司教区にとっても、そして農場からの収入と食物のお陰で教育を受けることのできるこどもたちにとっても大いなる希望なのです。
主任司祭  レオ・シューマカ   

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今月の予定


一粒会献金   8月 3日(日)
 今月は3日、第1日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
田中昇神父様歓迎会   8月 3日(日)
 10時のミサ後アンセルモホールで行います。当日は10時、17時のミサを司式されます。
聖母被昇天の祭日   8月15日(金)
 ミサは7:30、19:00
平和旬間2014   
「平和を実現する人々は幸い」
− 東アジアの兄弟姉妹とともに −
2014年8月6日(水) 〜 15日(金)
平和旬間2014にあたって
 1981年、教皇ヨハネ・パウロU世は広島の地で「戦争は人間の仕業です。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です。」と訴えられました。この広島での平和アピールにこたえて日本の司教団は平和旬間を定めました。広島に原爆が投下された8月6日から8月9日の長崎の原爆投下をはさんで太平洋戦争敗戦に至る8月15日までの10日間を、とりわけ平和のために祈り、平和について学び、行動する期間としています。
 ※詳細はパンフレットまたは掲示板、東京教区のホームページをご覧ください。

 平和のための祈り 2014
 いつくしみ深い神よ、
 御子イエス・キリストはすべての人に平和の福音を告げ知らせ、
 十字架によって、人と人、民族と民族の間にある
 敵意という隔ての壁を打ち砕いてくださいました。
 キリストを信じるわたしたちが、この世界の中で、
 和解と一致のパン種となることができますように。
 聖霊がすべての人の心に働きかけ、
 ともに平和への道を歩ませてくださいますように。
  わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
             カトリック東京教区 平和旬間委員会
    
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ご報告

 
ご報告
 聖ペトロ聖座への特別献金242,135円は、7月14日大司教館へ送金いたしました。ご協力ありがとうございました。
港・品川宣教協力体福祉連絡会 主催
 「福島 六ヶ所未来への伝言」上映会報告
 小雨模様の中、60数名の方々の参加で上映が始まりました。この映画は、事故後福島の現状と核燃料の複合施設が集められた六ヶ所村を支持・推進派と反対運動の歴史を含めて、客観的にそれぞれの登場者の語りを納めています。人間の求めるものや価値はそれぞれであるとわかっていても、子供・孫を思う苦悩や自然と共に生きる姿はおのずと観る者に人智の及ばないものに手をつけた恐ろしさを感じさせるのではないでしょうか。出演者の都会でつくったゴミは都会で処理してくれという言葉は胸にささり、この投げ返された課題にきちんと向き合わなければならないと思います。
 上映後の監督の講演は、短い時間でしたので主に六ヶ所の核燃料サイクルと廃棄物の処理処分についてや施設建設関連の経緯、地域の状況など補助資料を用いてとてもわかりやすく理解することができました。質疑応答では、自治体・地域の内側にいると圧力や分断がおこるので、外側にいる私達が行動するべきだとの意見も発せられました。ご参加くださった皆様ありがとうございました。
港・品川宣教協力体福祉連絡会 担当委員  
英語ミサ共同体より チャリティ活動の報告
 アジア・ユース・デイ参加者支援:7月13日、サンデースクールと保護者により開催した募金活動の収益は83,360円でした。5月から始めた募金活動の合計は、目標額の84%を達成いたしました。ご協力、感謝いたします。
 中高生クラスより:7月15日、インドの子供教育支援のため、7万円をインド・スポンサーシップ・プログラムに送金いたしました。日本各地から集められた善意は、チュイム、ナルコートなどインド5か所のマリアの御心修道会に送金され、村落や貧困地域の子供教育のための活動に役立てられています。チャリティ・コーヒー・アンド・フードは、毎月第二日曜日に開催し、この活動に協賛しています。

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その他

教会事務所の夏休み
 教会事務所は8月の水曜日、木曜日と8日(金)から15日(金)までお休みいたします。種々の手続きは、この期間を除いた日にお願いします。この期間中、維持費はミサ中に廻される献金籠の中に入れるか、司祭に直接お渡しください。
名称変更
 主任司祭と協議した結果、従来の「インターナショナルコミュニティー」は今後「英語ミサ共同体」と いたします。
広報グループ   
A地区の皆さまへ
 8月2日(土)9:30〜聖堂清掃担当です。お暑いですがご参加お願い致します。清掃後、9月14日の「人生の実りに感謝する集い」パーティー準備についての打ち合わせを簡単に致します。
 8月31日(日)10時ミサ後メリーホールにて「人生の実りに感謝する集い」パーティー準備の確認を致したいと思います。料理の手配、当日の段取りなどの確認をいたしますので多くの方のご参加ご協力宜しく願い致します。
出欠連絡は、A地区委員までお願い致します。
ミャンマーのこどもたちを助けます
 ここ数年ミャンマーの政治的経済的状況は大幅に改良され、カトリック教会にも大いなる希望が湧いてきましたが、残念なことにそれは国全体が平和ということではないのです。3年前にミャンマー政府軍とカチン族独立軍との停戦協定が破れ、再び北ミャンマーで戦火が交わされると、数千万の人たちが山間の村から追い出され、町のなかに作られた国内避難民キャンプに行かざるをえなくなりました。そしてこの避難民キャンプの多くが教会の敷地内に作られています。教会にはホールやトイレがあり、安全ですから。
 ラシオ地区には五つの難民キャンプがあり、2,000人以上の人たちがいます。その多くは女性、こども、高齢者です。そこには国連を通じて食料や住まいは提供されていますが、残念ながらこどもの教育に関する資金はありません。そこで、目黒教会のバザーやトウキョウエンバシィクワイヤ(Tokyo Embassy Choir)のコンサートで献金していただいたお金を、主にここにいるこどもたちの教育資金に当てることにいたしました。それは文具や制服を購入するほか、この地区に流れ込んでくる新たなこどもたちの面倒を見るために必要な、先生たちを確保するためにも使われます。また一部のお金はこどもたちやその家族の健康管理の面でもつかわれるでしょう。
  レオ・シューマカ  
オリーブの会よりお知らせ
■ 病人・高齢者の訪問
 「オリーブの会」では、病気や高齢のため教会に来られない方の訪問・お便りによる交流をしています。ご希望があればご聖体もおもちいたします。
 教会事務所までご連絡ください。交通費などのお心遣いは必要ございません。
東日本震災支援プロジェクトより
 福島やさい畑 復興プロジェクト
次回の野菜販売は8月3日(日)8:30から
ご協力よろしくお願いいたします
ミャンマーの東京教区姉妹教会を訪ねる旅
「キリスト教伝来500周年記念式典」に参列

 団長 レオ・シューマカ神父(目黒教会主任)
    幸田和生 補佐司教(東京教区)
 旅行日程 2014年11月18日(火)〜24日(月)7日間
 旅行代金 20名以上 318,000円
 一人部屋追加料金 97,000円 添乗員:全行程同行
  旅行代金には、成田空港施設使用料、現地空港諸税、運送機関の課す付加運賃・料金 (燃油サーチャージ等)が別途かかります。
 お申込締め切り日 2014年9月10日(水)
 お問い合わせ先
    株式会社 ステラ コーポレーション
     (東京都知事登録旅行業 第3-4308)
    〒150-0002 渋谷区渋谷1-12-12
       宮益坂東豊エステートビル303
    TEL:03(3407)1218 FAX:03(3407)1582
    営業時間:(平日)10:00〜18:00

受洗 転入 2名
結婚 転出 3名
帰天 2名   住所・その他変更
詳細は、お知らせ8月号(印刷版)をご覧ください



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