6月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば

 私は大震災を一カ月程経過した4月20日から、被災地仙台市のボランテイアとして若林区(津波で多くの死者をだした荒浜の区)の避難所で活動の機会を得ましたので、現地の活動の分かち合いをしたいと思います。
 5階建ての避難所には264人の避難者の方々が生活し、2階から5階が生活の場として使用していました。2階は生活の場以外に仙台市の職員や様々な職種のボランテイアの詰め所・物資倉庫・生活必需品等の渡し場にもなっていました。各部屋は大部屋から個室までありましたが、人数に適した部屋数はなく、大部屋は30人〜40人(ダンボール箱で区切り)、4人部屋が7人、6人部屋が9人、といった状況でした。特に2階の大部屋の一部は倉庫で窓もなく中央に輸送されてきた支援物資が山のように積まれ、その周りに30〜40人の人々(幼児も含む)が生活するという劣悪な環境でした。窓のある部屋も開閉困難で換気も悪く、トイレや風呂場も少なく洗濯する場所も無いため、トイレの手洗い場が食器や小物の洗濯場として使用されており厳しい生活環境にあると感じました。
 食生活は3食とも配食でした。一品丼(ご飯茶わんの大きさ)と500mlのペットボトル1本。野菜もお味噌汁や他のおかずは無く子供から大人まで同じものが配られているにも関わらず、人々の「食べられるだけでもありがたい」の言葉に頭が下がりました。
 私の活動は、この避難所で起きている感染(O―157)阻止と予防および被災者の健康状態(体調・風邪等)への支援でした。医療と心のケアやリハビリチーム等との協力体制の中で、毎日、各部屋を訪問しながら環境の清潔や健康指導、感染の早期発見と必要な医療や相談対応をしながら、そして何よりも人々の思いの傾聴に努めました。
 被災者の方々の全体の印象は明るく、前向きで、被災で家・田畑・家族や友人・知人を失った方、天涯孤独になった方、未だ家族が行方不明な方と、慟哭の痛みを背負っている人々の表情は、「力を奮い起して歩こう」という意思が表れていました。訪問すると人々は異口同音に東北弁で「全部失った、後ろ見たってあかんべ、生きるしかないっぺ」と言い、「ありがとう、助かります」と付け加えました。ある30代の女性は「今日、母と妹の遺体が上がった。ほっとしました、吹っ切れたので前を歩けます」と語り、年配の方は「何がほしいったって、家が一番ほしい」と真顔で云いました。人々は語らいの中で時には涙を流しながらも、「聞いてくれてありがとう、助かる」と被災時の体験話をし「助かったのは不思議だった、生かされたと思った」と口ぐちに語り驚きを受けました。
 今回、避難所の人々が明るかったことは、被災を受けて一カ月も経過しているせいかなと思ったのですが、そうではなく人々は「自分を取り戻しつつある」と思い直しました。「出来るところからやるしかないっぺ」、深い苦難の中から生まれてきた希望への命の叫びに東北の生きる底力をみる思いでした。空の手に新しい生活を掴む動きを始めていると強く感じました。今後、支援する側(行政・民間団体・個人等)も被災者の歩みに沿った必要な支援の輪を広げ、復興に向けて継続していく役割が大切になってくると思いました。まさに、共に生きることへの実践であると。
 後日、津波の多大な被害を受けた気仙沼に続く海岸沿いを訪れ、廃墟と化した現地の壮絶な現状に強烈な衝撃を受け、この状況の中で生活している方々を思い心が痛みました。
 被災地の教会のミサに行ったとき、その説教の中で「この大災害で復活祭のミサに出席する人はほとんどいないのではと思ったが、溢れるほどの人々が復活のミサに来たのです」と聞き感動しました。復活されたキリストの輝く命の息吹は、この甚大な被害を受けた東北の大地に確かに吹いていて、私たち(支援の手)を待っていると思いました。
三浦久美子  
ヌヴェール愛徳修道会 目黒共同体 

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今月の予定


初金ミサ   6月 3日(金)
 10時より小聖堂にて行います。
一粒会献金   6月 5日(日)
 今月は1日、第1日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
典礼連絡会   6月19日(日)
 10時のミサ後、司祭館1階集会室にて行います。
初聖体   6月26日(日)
 10時のミサの中で10名の子どもたちの初聖体を予定しています。
聖ペトロ使徒座への献金   6月26日(日)
(聖ペトロ 聖パウロ使徒の祭日の直前の日曜日)
 教皇は毎年、世界各地を訪問します。そして、人々の苦しみや悩みを聞き、優しい笑顔で力づけ、数々の援助を与えます。キリストの代理者、教会の最高牧者である教皇は、祈りと具体的な支援を通して全世界の人々にいつも心を注いでいるのです。この教皇に心を合わせて、わたしたちも世界中の苦しんでいる人々のために祈りと献金をささげます。教皇のこうした活動のために充てられる聖ペトロ使徒座への献金は、8世紀ごろイギリスで始まった、大人も子どもも一番小さなお金である1ペニーを毎年教皇に献金する運動がもとになって世界中に広まったものです。
    
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ご報告

 
ご報告
 聖地への献金76,565円は5月10日大司教館に送金いたしました。ご協力ありがとうございました。
復活祭のパーティーのご報告
 今年の復活祭のパーティーは、B地区とC地区が協力して4月24日(日)に開催いたしました。大震災の後でしたので、色々とご意見も御座いましたが当日の開催に漕ぎ着けました。
 晴天に恵まれ、受洗者の方々をはじめ、大勢の方々のご参加を頂きました。お料理も食べきれない程でしたがきれいに片付きました。ゴミも皆様のご協力でお持ち帰り頂き処理していただきました。お手伝い頂いた皆様お疲れ様でした。B地区C地区の皆様の親睦も図れたと思います。ご参加下さった皆様ありがとうございました。             
 B、C地区委員   
共助組合総会のご報告
 今月初めにお知らせしました今年度共助組合総会は、予定通り5月15日10時ミサ後にアンセルモホールで開催しました。
 今回も例年通り、昨年度の事業・決算報告や本年度の事業計画の他、昨年来厳格化された貸金業法の緩和条項適用に必要な、定款の一部改正が承認されました。これに伴い、近い将来実現を目指している特別法の成立まで、暫時出資金配当は実施しないことと成りました。
 また、役員改選の結果、本年度の役員の就任が承認されました。
被災地活動報告会
  5月15日10時ミサ後、「難民を助ける会」より会員の安田あゆみさんが報告にいらして下さいました。聖堂でのお話の後コーヒーサンデー会場にてより深く被災支援を聞かせて頂きました。当日は会場が狭く限られた人しか分かち合えなかったことが悔やまれます。
 安田さんご自身も東北出身ということで現地へ赴いたそうですが、街そのものが消滅し目印となる建物や道路が無く道なき道を進まれたようです。
 「難民を助ける会」では震災2日目から現地入りし支援活動を始めましたが、避難所の生活改善や在宅避難者支援、巡回診療・保健活動等医療支援など多岐に渡りながらも支援から取り残される人を作らないように取り組んでいます。支援に関わる各団体との会議機能を強化して情報を共有し物資不足に迅速な対応をしているそうです。
報道はされないような細かいことですが、避難所によっては険悪な空気のところや震災孤児となり新学期に転入してきても住所不定の多くの児童達、道路のがれき・ヘドロ撤去を手作業で一日数メートルずつ進める自衛隊員方など、この東京から2時間程の地で希望をつないで必死に生きている人達がいるということに鈍感になってはいけないと思いました。
 より詳細な活動内容をお知りになりたい方は聖堂後方の「難民を助ける会」の広報紙をご覧ください。今後も復興支援に協力を続けたいと思います。
 運営委員  

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その他

バザーグループよりのお知らせ
 6月5日(日)恒例のバザーをおこないます。
信徒の皆様には奮ってご支援、ご協力をお願い致します。
今年のバザーのテーマは「心を一つに、皆の為に」 です。その目的は幾つか挙げられますが、特に2つの重要課題が挙げられます。
@ 東北地方の大地震により、運命共同体である、仙台教区の多く信徒が被害にあいました。復興には長い時間と莫大な費用がかかると思います。我々の支援が復興のほんの僅かな一助になればと思っております。
A アフリカ・タンザニアでは蔓延するエイズのため、多くの子供たちか孤児となり、支援を待っております。タンザニアから単身来日し、日本で本国の孤児支援のため、活動しているフィデア小林さんに目黒教会も応援致したいと思います。
 以上を重要課題として取り上げ本年のバザーを行います。皆様のご協力をお願いいたします。          
2011年バザーグループ  
「詩編と典礼」の勉強会
 典礼連絡会で提案がありました詩編と典礼の勉強会が下記のように実現の運びとなりました。是非多くの方がご出席されるよう希望します。
                           主任司祭

 ミサは、はじめから詩編を祈りに使っていました。
 ミサを豊かに感じるために詩編を学びましょう。

 6月26日(日)「聖書学からみた詩編」雨宮 慧 神父
 7月24日(日)「典礼学からみた詩編」白浜 満 神父
時間:11:30〜12:30
場所:アンセルモホール
フォローアップ講座
 今年の復活祭に洗礼を受けた新信者の方々を対象に6月19日(日)より、毎月第1、第3日曜日、11:30〜13:00、司祭館集会室にて開きます。対象の方はご出席下さい。なお、19日(日)はアンセルモホールで開きます。
よろずの部屋からのお知らせ
 よろずの部屋はどなたでも自由に様々なお話が出来る憩いの部屋です。
  個別のお話や相談も出来ます。
 お気軽にご利用ください。お待ちしています。
  毎月・第2日曜日10時のミサ後13時まで
  場所・司祭館一階応接室
オリーブの会  
病人、高齢者への訪問
 病気のため、高齢のために教会にいらっしゃることができない方たちのために、御聖体をおもちいたします。ご希望される方、またそのような方をご存じの方は司祭までご連絡ください。交通費などのお心遣いは必要ございません。

受洗 24名 転入 2名
結婚 転出 4名
帰天   住所・その他変更 7件
詳細は、お知らせ6月号(印刷版)をご覧ください



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