5月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
 復活という福音

 ある教会宛に手紙が送られてきたそうです。その教会は、創立間もない頃から何かと問題が起こって大変だったようで、手紙はそうした教会のゴタゴタに言及していました。(目黒教会のことではありません、念のため。)その中に、福音と復活との関係について書かれた部分があり、復活祭を迎えた私たちにとっても参考になると思いましたので、以下に紹介させて頂きます。
 手紙の差出人の男性は、「わたしがあなたがたに告げ知らせた福音を、ここでもう一度知らせます。これは、あなたがたが受け入れ、生活のよりどころとしている福音にほかなりません。どんな言葉でわたしが福音を告げ知らせたか、しっかり覚えていれば、あなたがたはこの福音によって救われます。さもないと、あなたがたが信じたこと自体が、無駄になってしまうでしょう」と書いています。せっかく聞いて受け入れたはずの福音をしっかり覚えていない教会に、活を入れようというのでしょうか。覚えていなければ信じたこと自体が無駄になるほどの福音とは、いったいどのようなものでしょう。
 「最も大切なこと」としてその男性が確認しているのは、「キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、ケファに現れ、その後十二人に現れたこと」です。これこそが福音、すなわち“よい知らせ”だというのです。彼は「次いで、五百人以上もの兄弟たちに同時に現れました。そのうちの何人かは既に眠りについたにしろ、大部分は今なお生き残っています。次いで、ヤコブに現れ、その後すべての使徒に現れ、そして最後に、月足らずで生まれたようなわたしにも現れました」と続けています。彼自身も含めて多くの人たちにキリストが現れた復活の事実が列挙されています。
 ところで、「月足らずで生まれたようなわたし」とはどういうことでしょうか。「わたしは、神の教会を迫害したのですから、使徒たちの中でもいちばん小さな者であり、使徒と呼ばれる値打ちのない者です」と、手紙には書いてあります。確かにこの差出人の男性は、教会のメンバーになる前は反対派の急先鋒で、実力行使も辞さないような過激な人物でしたが、そんな曰く付きの人物にもキリストは復活の姿を現したというわけです。ちなみに、この人物は復活したキリストに出会ってそれまでの生き方を大転換し、教会の信者となるのですが、そう考えると、復活は確かに人生を一変させるほどのよい知らせ、福音である可能性があります。本人は書いています。「神の恵みによって今日のわたしがあるのです。そして、わたしに与えられた神の恵みは無駄にならず、わたしは他のすべての使徒よりずっと多く働きました。しかし、働いたのは、実はわたしではなく、わたしと共にある神の恵みなのです」。どうやら復活を体験することは神の恵みがもたらされることのようです。神の恵みがもたらされる!それは確かにとてもよい知らせでしょう。まさに福音です。
 そして、話の締めくくりに男性は、「とにかく、わたしにしても彼らにしても、このように宣べ伝えているのですし、あなたがたはこのように信じたのでした」と書いています。「わたしがあなたがたに告げ知らせた福音を、ここでもう一度知らせます」といって語り始められた福音の説明はこれであり、これだけであるというのです。
 教会は人の集まりなので色々なことが起こり得ますが、見失ってはいけない本質は、復活による神の恵みをよい知らせとしてしっかり受けとめ信じることだというわけです。教会が復活祭を典礼暦の中で最も重要な祝祭と位置づけているのも、それが理由です。
 この手紙の差出人ですが、実際にどんな苦難や迫害にあっても決してへこたれることなく、ひたすら福音を宣べ伝えることに専心し、それゆえに最後は本当に命を落としています。そこまでして福音宣教を続けることができたのは、ひとつには、宣べ伝えていたその福音が復活だったからではないでしょうか。復活を信じるならば死を恐れる意味などないわけです。
 さて、手紙を受け取った教会は、本当にこの復活という福音を受け入れ、生活のよりどころとしているでしょうか。そして、手紙の差出人に倣い、復活という福音を宣べ伝えているでしょうか。ここでいう教会には、目黒教会も含まれています。             
助任司祭   伊藤 淳  

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今月の予定


一粒会献金   5月 1日(日)
 今月は1日、第1日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
献堂記念日   5月 3日(火)
 当教会の記念日です。
初金ミサ   5月 6日(水)
 10時より小聖堂にて行います。
世界広報の日   5月29日(日)
  福音宣教はわたしたちの使命です。「世界広報の日」は、この福音宣教の分野の中でもとくに新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、映画などの広報媒体を用いて行う宣教について、教会全体で考え、反省し、祈り、献金をささげる日です。日本のようにマスコミや技術の進歩している国で、広報が社会や文化に及ぼす影響ははかりしれないものがあります。広報の重要性を再認識し、広報を通して社会と人々にどのようにかかわっていくことができるか、また、実際どのようにかかわっているかを考えることが大切です。
 「世界広報の日」は、第2バチカン公会議で定められ、1967年以来、毎年、特別のテーマが決められ、教皇メッセージが出されています。今年のテーマは「デジタル時代における真理、宣教、そしていのちの真正性」です。
    
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ご報告

 
東日本大震災緊急募金の報告
 3月11日の大震災後、3月教会委員会(13日)にて緊急募金を募ることとなり、多くの皆様の強い願いと暖かい心が集まりました。改めましてご報告を申し上げます。
  3月20日(第一回)546,365円
  3月27日(第二回)258,825円
 合計805,190円に教会会計より合わせて100万円を3月29日「難民を助ける会」へ送金いたしました。
 3月30日に運営委員の郡司、岩佐で事務所へ伺い現地へ行かれた事務局長の堀江氏に挨拶と現地の様子を聞くことが出来ました。会による活動などはまた機会を設けて皆様にご報告させていただきたいと思います。
 どうぞ皆様の祈りと共に被災者方の糧となりますように。 
運営委員会   
お礼とご報告
 4月2日の目黒教会チャリティーコンサートに際しましては、皆様方には多大なるご協力をたまわり、 まことにありがとうございました。感謝申し上げます。おかげさまで、献金 1,021,224円をお預かりすることができました。
 皆さまのご厚志は、カリタスジャパンをとおして、お約束どおり全額を、ニュージーランド地震と東日本大震災の被災者のために使わせていただきます。
 被災者の方々と皆様のうえに主の御恵みが豊かにありますよう、お祈り申し上げます。
目黒教会助任司祭  伊藤 淳   
「東北地方太平洋沖地震被災者の方々のために捧げる祈りの集い」報告
3月27日(日)中高生・青年有志で準備をして「東北地方太平洋沖地震被災者の方々のために捧げる祈りの集い」としてテゼの祈りを行いました。この祈りの集いは、カトリック青年連絡協議会のプロジェクトとして提案され、世界各国、全国各地で同じ日に、同じ式次第を用いて行われました。
 目黒教会でも、中高生から大人の方まで数十人が集まり、心を一つに被災者のために祈る、よい時間を過ごすことができました。集めた義援金62,720円はカリタス・ジャパンに送金させていただきました。ご協力ありがとうございました。なお、当日の写真は
 http://photos.yahoo.co.jp/pray_together0327/からご覧いただけます。これで終わりにすることなく、これからも私たちに何ができるか、考え続けていきたいと思っています。             中高生会
中高生会   
ご報告
 3月20日、27日の東日本大震災救援金は教会よりの寄付金をプラスして100万円を3月30日難民を助ける会へ、4月2日東日本大震災、ニュージーランド地震救援のためのチャリティーコンサートの1,021,224円は4月11日カリタスジャパンに送金いたしました。
2月27日ニュージーランド地震救援金156,585円はコロンバン会を通してニュージーランドに送金の予定です。たくさんのご協力に感謝いたします。

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その他

「中古アクセサリー献品のお願い」
  港品川宣教協力体福祉連絡会では、毎年各教会のバザーに出店してCCSというNGO団体を支援しています。CCSは目黒教会でも活動している、日本に住む外国人の子どもをサポートする学生ボランティア団体です。
  今年は5月29日(日)麻布教会のバザーで、中古アクセサリーを中心に販売する予定です。つきましてはご家庭に眠っている、もうお使いにならなくなったアクセサリーのご寄付をお願いします。
 5月22日まで毎週日曜10時のミサ前後に聖堂入り口で、平日は事務所でも受け付けています。よろしくご協力お願いいたします。
よろずの部屋からのお知らせ
 よろずの部屋はどなたでも自由に様々なお話が出来る憩いの部屋です。
  個別のお話や相談も出来ます。
 お気軽にご利用ください。お待ちしています。
  毎月・第2日曜日10時のミサ後13時まで
  場所・司祭館一階応接室
オリーブの会  
病人、高齢者への訪問
 病気のため、高齢のために教会にいらっしゃることができない方たちのために、御聖体をおもちいたします。ご希望される方、またそのような方をご存じの方は司祭までご連絡ください。交通費などのお心遣いは必要ございません。

受洗 転入 2名
結婚 2組 転出 4名
帰天 2名   住所・その他変更 7件
詳細は、お知らせ5月号(印刷版)をご覧ください



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