2月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
 空しい、空しい、全ては空しい。

 コヘレトは、ある意味で、最も現代的な旧約聖書記述者かもしれない。彼の著作のなかで我々に与えてくれるヒントによれば、彼は王に極めて近い関係を持つ裕福な行政官であったようである。しかしながら、新しい王が治めるようになると、彼の英知と影響力はもはや必要でなくなり、業務からはずされてしまった、今風にいうとリストラさせられたのである。退職に際しコヘレトは自分の生涯を憤慨と怒りで振り返っている。博識、権力、そして富のために抗争してきた全てのものが、彼から取り上げられてしまったのである。いま彼は、自分の生涯は風を追うようなものであったと見ている。彼が粉骨砕身で働いたこと、王からうけた顧慮、国を治めるに使える決定権、そして彼が何年にも亘って築き上げた英知は、いまや空しい、空しい、すべては空しいのである。
 彼よりまえにその職にあった多くの行政官も、コヘレトが体験したのと同じ様な境遇を見ていた。統治者の交代があると、彼等は一瞬のうちに放り出され、全く権力のないものとなってしまう。事実コヘレトの著作は、権力によってはじき出された役人であった吉田兼好の書いた徒然草に非常によく似ている。兼好もまた、自分の身の上に起こったことに対しある種の失望をもって回想し、かれが重要なものだと思っていた多くのものがたんに通り過ぎる意義しかない、空しいものだ、ということを認識している。今日、多くの政治家が吉田兼好やコヘレトに共鳴し、彼等自身の上に起こったことを回想し、彼らが行ったことの適合性に問いかけをしているであろうと、私は確信している。それは恰も浮いている世、何らの永久性のない浮世に、我々は生きているかのようである。そして、我々の最も偉大な努力も、ちょうど風を追うようなことなのだ。
 我々のあいだで古いほうの人たちは、上に述べた感情をよく理解できるだろう、世界や社会はあっという間に変化し、我々の望みや期待は一瞬のうちに破壊されてしまう。この世の中で価値が永続するものが何かあるだろうか?沈思黙考によりコヘレトは、彼の夢が実現しなくても彼の生涯が無意味ではないということを、徐々に実感してきた。人だれもが飲み食いし、その労苦によって満足するのは神の賜物だ、と。(コヘレトの言葉3:13)
生活の最も単純なものの中に偉大な価値があり、このために、我々は常に神に感謝をしなければならないのだ。
       
主任司祭  レオ・シューマカ  

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今月の予定


初金ミサ   2月 4日(金)
 10時より小聖堂にて行います。
一粒会献金   2月 6日(日)
 今月は6日、第1日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
納骨堂維持会総会   2月 6日(日)
 10時ミサ後集会室(1)、(2)で行います。維持会員(納骨堂権利者)はご出席ください。
典礼連絡会   2月 6日(日)
 11:45より司祭館1階集会室で行います。関係者はご出席ください。
    
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ご報告

 
  新年会と新成人の祝福パーティー報告
 1月9日10時のミサ後、約100名の方の出席のもと恒例の新年会、新成人のパーティーが行われた。今年の新成人のうち郡司恭子さんが参加され。第2、6地区(新しくB地区となる)により沢山のお料理が準備され、にぎやかでなごやかな会となった。
ペットボトルのキャップ 第30回目の回収報告
 今回は、昨年11月4日と12月2日に回収された合計分です。
  
  ポリオワクチン 100人分
  CO2削減 630kg

 いつも続けてご協力していただきありがとうございます。
 エコキャップ推進協議会に集まってくる量が相当多いようでそのため受領書が遅れて届きますがこの運動に沢山の方々が協力しておられることは嬉しい限りです。これからもよろしくお願い申し上げます。
ヌヴェール愛徳修道会 目黒共同体  

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その他

よろずの部屋
 毎月第2日曜日の10時のミサ後、司祭館応接室で“よろずの部屋”が開かれます。お気軽にお立ち寄りください。お待ちしています。
オリーブの会  
病人、高齢者への訪問
 病気のため、高齢のために教会にいらっしゃることができない方たちのために、御聖体をおもちいたします。ご希望される方、またそのような方をご存じの方は司祭までご連絡ください。交通費などのお心遣いは必要ございません。

受洗 1名 転入 1名
結婚 1組 転出 1名
帰天 1名   住所・その他変更 4件
詳細は、お知らせ2月号(印刷版)をご覧ください



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