2月号

司祭のことば 今月の予定 ご報告 その他

司祭のことば
  信仰と十字架

 昔、ある弟子が師匠に次のように尋ねました。「師匠、わたしは神様にお会いしたいのです。是非、その方法を教えてください」。しかし、その師匠は無口のまま、ただ弟子を見つめながらにっこりと笑ってばかりいました。
弟子は毎日、師匠に尋ねて「神様に是非お会いしたいのです、その方法を教えてください。」とお願いしていました。
 ある日、師匠と弟子は一緒に川に行きました。二人がともに川の中に入ったとたん、師匠はいきなり弟子の頭を取って、その頭を水の中に深く突っ込んでしまいました。弟子はあっぷあっぷし、呼吸ができなくて息が絶えそうでした。それから師匠は彼を放してやりながら聞きました。「子よ、お前が溺れていた時、何が一番切実に必要だったのか。」
 弟子は息を切らしながら「空気でありました。酸素だったです。わたしは呼吸ができなくて死ぬ所でした。」と答えました。師匠はまた言いました。
「そう、神様も空気ほどお前に切実に必要であるのか。もしそれほど神様を切に求めているならば遠からず神様に会えるはずだけれど、そんなに切実でなく、ただ言葉だけでその方を求めているならば、お前は決してその方に会えないはずだ。」

 わたしたちは果たしてどれほど切実に神様を求めていますか。信仰生活の中で自分の必要によって神様を求めているのではないでしょうか。もしそうでしたら、自分がうまくなった時は大丈夫だけれども、失敗したとか辛くなった時に、信仰は、神様は自分に何の役にも立っていないはずです。
 二月から始まる四旬節は、まさにこのように弱くてだらけるようになったわたしたちの信仰を持ち直させてくれる時期なのであります。

 ハンセン病患者のため生涯を働いていたある医者が引退したとき、記者がその医者に、ハンセン病を患っている人たちにあげたい最後のプレゼントは何かと聞きました。その時その医者は、「ハンセン病患者にあげたいのは苦痛です。痛みです。」と答えました。皆様ご存知のように、ハンセン病を患っている人は痛いのが分からないので、傷ついても感覚がないから傷はもっと悪くなるし、結局は身体の一部を切断するようになります。
 わたしたちには痛みとは苦痛に過ぎないけれども、ハンセン病患者たちには病気が治っているしるしであるのです。ハンセン病患者に苦痛をあげたいと言ったその医者の言葉は、患者たちに向かった愛であったのです。
「苦痛のない愛は天国であり、苦痛のある愛は煉獄で、愛がない苦痛は地獄である」と言う言葉があります。

 主が十字架を負っておられたのは、その苦しみは、まさにわたしたちへの愛であったのです。十字架の道行きとは愛の道であるのです。
十字架はアクセサリーや装飾品ではありません。見つめて悲しみに落ちるためでもありません。十字架は苦痛ではない愛であるのです。そう言うわけで、わたしたちも主を切実に求めながら十字架の愛の道を歩んで行きましょう。
 助任司祭    李 宗安  

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今月の予定


初金ミサ   2月 5日(金)
 10時より小聖堂にて行います。
一粒会献金   2月 7日(日)
 今月は3日、第1日曜日のミサ献金の半分を神学生養成のための一粒会献金といたします。ご協力ください。
灰の水曜日(大斎・小斎)   2月17日(水)
 ミサ 7:30、19:00
*昨年頂いた枝は2月14日(日)までに聖堂後ろに用意した箱にお入れください。
*灰の式は2月21日(日)のミサでも行います。
愛の募金
 四旬節中、愛の実行として行われる募金活動にご協力をお願いします。聖堂入り口の特設献金箱にお入れください。
十字架の道行
 四旬節中、2月19日(金)から3月26日(金)まで毎週金曜日、午後7:00から、ご復活祭をより良く迎える準備として十字架の道行きを行います。
洗礼志願式   2月21日(日)
 四旬節第1主日 10時のミサで行います。
納骨堂維持会総会   2月28日(日)
 10時ミサ後集会室(1)、(2)で行います。
    
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ご報告

 
  新年会と新成人の祝福のパーティー報告
 1月10日(日)10時ミサ後に約100名の方が参加しパーティーを行いました。第1地区、第4地区の皆様が沢山のお料理を用意してくださり、にぎやかな会になりましたご協力ありがとうございました。

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その他

司祭の移動
 1月27日付けで東京大司教区司祭人事について(第一次)の発表があり、昨年4月より当教会の助任司祭となられた李宗安神父が豊田教会主任司祭に移動が決まりました。移動の時期は復活祭後となります。新赴任地でのご活躍をお祈りください。
ペットボトルのキャップ 第21回目の回収報告
 今回は昨年11月26日に回収された分の報告です。
  
  ポリオワクチン 114人分
  CO2削減 720.7kg

 この度の分は、権之助坂商店街の行事で相当量集めてくださったものと皆様の継続したご協力のたまものです。 ありがとうございました。これからもよろしくお願い申し上げます。        
ヌヴェール愛徳修道会 目黒共同体   
病人、高齢者への訪問
 病気のため、高齢のために教会にいらっしゃることができない方たちのために、御聖体をおもちいたします。ご希望される方、またそのような方をご存じの方は司祭までご連絡ください。
交通費などのお心遣いは必要ございません。

受洗 1名 転入
結婚 転出
帰天 3名   住所・その他変更 3件
詳細は、お知らせ2月号(印刷版)をご覧ください



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